住まいの履歴と記録

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私たちが携わらせていただいている

お宅のほとんどで

過去の「住宅履歴」が残っていません

新築時から住んでいれば

塗装がされている確率が

高いことが多いのですが

この中には雨漏りが起きていたり

修理されていたりすることも

あるわけですが

過去の修理記録が

一切残っていないことが往々にしてあります

「いつ」「どこを」「どのように」

修理したのかが分からず

こうなると原因究明に多くの時間を

要することもあります

状況を把握するためには

必要不可欠なことであり

本来であればここは

不要だっただけに

建物にとってもお客様にとっても

大変もったいない状況といえます

住宅履歴は人間でいう

「カルテ」のようなものですが

ごく少数のお客さまの中には

修理・点検記録が

細かくとはいかなくとも

記録されている方もいます

このような記録があれば

万が一雨漏りの修理となった場合でも

状況がわかりやすいだけでなく

そして予兆をいち早く発見することも可能であり

結果として大きな被害を

未然に防ぐことができます

それだけ過去の修理箇所や

点検記録は貴重なものとなります

プロ目線から見れば

わかる部分はもちろんあるとしても

例えばですが

「北面の外壁が劣化しやすい」などの

情報があったとすれば

北面により耐久性の高い材料を

使用するなど効果的な

修理も可能となります

またこれは将来のリフォームや

売却時にも重要な役割を果たします

丁寧な記録が残されていた住まいと

何も記録がない住まいでは

違いは明らかでしょう

徐々に中古物件も見直され始め

こうした記録やインスペクションを

活用する方も増えてきましたし

今後はますます適切な

維持管理の証明として

履歴が大きな価値を持つことでしょう

私たちはお客様の建物ごとに

雨漏り修理であれば

工事内容はもちろんのこと

使用した材料や

施工方法の記録を残しています

（お渡しするのは基本的に工事写真となります）

また住み継ぐ上で履歴は次世代への

大切な贈り物ともなるはずです

住まいの改修などの記録や

履歴を残しておくこと

形にしておくことをおすすめいたします

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