スノーダクト屋根で起こるトラブル

 

 

 

もし雨漏りがあって

「スノーダクトのみが

傷んでいたらどうすれば

いいのか？」のお話です

 

 

 

スノーダクト屋根というのは

雪や雨を建物上部で

 

 

全て受け止めて

雨水や雪そのものは自然に

 

 

解けるまで乗せっぱなしで

解けた雪解け水も

 

 

排水管を通して

雨水ますへと流していく

造りとなっています

 

 

 

 

 

スノーダクト屋根は

雪国にとって超便利な

 

 

屋根なので見渡せば

ほとんどがこの屋根です

 

 

ただ唯一の欠点は

雨水や雪解け水は

 

 

家の中を通っている排水管の

トラブルが起こってしまうこと

 

 

排水管の入り口である

排水口が詰まってしまい

 

 

水がうまく流れなかった時には

即雨漏りへとつながってしまいます

 

 

これには火災保険も

適応されるくらい

 

 

ごく当たり前とされ

仕方ない出来事として捉えられています

 

 

スノーダクト屋根の

ダクトという部分は

 

 

大きな雨樋が屋根に

組み込まれている

というイメージになります

 

 

そしてこのスノーダクトには

既製品（FRPダクト）

というものと

 

 

大工さんが作った形に

合わせて加工する

現場型があります

 

 

既製品のダクトでも

経年劣化による

 

 

さびによって穴が開いて

しまうケースもあります

 

 

 

 

 

こうなるとダクトの

部分だけの修理を

 

 

するという選択になります

既製品のダクトだと

 

 

この部分だけの修理は

可能で方法としては

 

 

防水モルタルでダクトの

底面にあたる部分に

 

 

勾配調整した上で

FRP防水をしてしまったり

 

 

 

 

 

現状のまま防水処理をするのが

多くなります

 

 

これに対して現場で

折り曲げ加工するもので

 

 

同じようにさびで穴が

開いてしまったような

場合には防水は使えません

 

 

 

 

 

となると取り替え

となるわけですが

 

 

取り替えといっても

ダクトだけの交換はできません

 

 

厳密に言えば取り替えは

できますが

 

 

周辺の屋根材をめくり

傷めつけての交換となり

 

 

金属疲労による割れと

セオリー通りではない

 

 

仕上げのために雨漏りの

リスクが伴います

 

 

なので事実上はダクトのみ

の交換はしません

 

 

そうなると選択肢は

屋根全体の葺き替えとなります

 

 

屋根の中で最も水が

集まってくる

 

 

部分がスノーダクトですし

ここが肝心な部分でもあります

 

 

そして屋根は葺き替え時期

なのです

 

 

急に起こっている訳ではなく

屋根の耐用年数が

 

 

もう限界を迎えていると

いう場合がほとんどですから

 

 

全て剥がして葺き替える

これがおすすめです