屋根ファーストという考え方

 

 

ものすごい値動きとなっている

株式市場では急降下したかと思いきや

 

 

急上昇とトランプさんの言動に

振り回されている感は否めませんが

 

 

意図を知ることができれば

なぜこの状況が起きているのか

 

 

少し違った見方ができそうです

アメリカファーストと言われますが

 

 

原則として自国に余裕がなければ

他国にもよくはできない

 

 

これは人にも当てはまりますし

おそらく原理原則ではないかと思います

 

 

ただ自分さえ良ければいいでは

成り立たなくなりますし

 

 

自分のメリットだけでなく

お客様のメリットであったり

世の中へのメリットであったりを

 

 

取り入れてきた日本人の考え方は誇りに思います

 

 

この一方でそうではない

構造はどこにでも存在しているのだろうなと

思えることも多々あります

 

 

これは業界の構造自体が変わらなければ

難しい問題なのかもしれませんが

 

 

このようなことを仮に屋根で

やったとしたならば結局のところ

 

 

損をしてしまうのはお客さん自身となります

よくある事例の一つとして

 

 

屋根の重ね貼りがあります

これは今ある屋根材は剥がさずに

 

 

上から断熱ボードを敷き詰めて

平らにして上から屋根を貼るという工法

 

 

 

 

基本は剥がさずに行うため

全て上からの仕上げとなります

 

 

もちろん外壁との取り合いがあっても

壁の上から仕上げることになります

 

 

ここには落とし穴が存在します

外壁の種類によっては水を引き込む形となり

 

 

室内へと漏れてしまうこととなります

これは外壁自体が完全防水ではないからです

 

 

もし仮に水が入ったとしても

基礎と屋根の取り合いである水切りから

 

 

外へ流れる仕組みとなっています

ただこれは窓や屋根などが

 

 

造られていない場合の話

ここに屋根があれば屋根上へと流れます

 

 

この状態で外壁の上から仕上げてしまえば

壁に雨水が入った場合

 

 

今まであった排水させる道を

屋根材が塞いでしまったことで

 

 

室内へと雨漏りが

起きてしまう事態が起こり

 

 

不具合がはっきりしていれば

その分早く結果として雨漏りが起きます

 

 

このリスクを踏まえて工事をしていれば

原因ははっきりしますが

 

 

もしもわからないまま行っていれば

直ることもありませんし

 

 

『壁からの漏れだから屋根工事とは無関係』

 

 

いう見解になるかもしれません

こうなればイタチごっことなります

 

 

 

 

 

疑わしい部分にコーキングを塗りつつ

様子を見ることになります

 

 

ですが結果からいうと直りません

水の逃げ道を元通りにしないかぎり

解決はありません

 

 

この場合の施工側の言い分としては

あくまでも屋根には問題がないとの意見

 

 

ではどうなるのか？というと

消費者センターに相談となりますが

進展はありません

 

 

そうなるとさらに弁護士さんに

頼んだりと費用が発生し

 

 

そして時間もかかるわけですが

その間も漏れ続けます

 

 

損をするどころか

悪化するという事態になります

 

 

こういう理由から私たちは

基本的に屋根を剥がさずに

 

 

上から重ねる屋根の貼り方はしません

今までの経験から私たちが良いと思うことを

勧めさせていただいております

 

 

住む方にとって損になるようなことを

するつもりはありませんし

したくもありません

 

 

色々な考え方があるとは思いますが

こんな想いで工事をしています