屋根の隙間があることでのバランス

Tweet

Pocket

いつもは雪が少ないことで

知られる帯広では24時間で積もった雪が

120センチを超えたことで

「歴史的大雪」とニュースになっていました

こうなると雪かきが大変なのは

間違いないのですが

問題は捨てる場所になります

積み上げるには雪の量が多過ぎて

どうしようもない状況に陥いります

こうなると排雪が要となりますが

間違いなく追いつきません

これは排雪をしている方なら

わかりますが雪捨て場にも

整備が必要であり

車が埋まらないように対策するなど

これが整わなければ安全面からみても

捨てられる状況にはなりません

また気温が高かければ

崩れることもありあえることから

札幌では雪捨て場が閉鎖になることも

しばしばあります

そのため気温が高くなる3月には

多くの雪捨て場が閉鎖になり

雪が溶けるのを待つことになります

道路の雪は崩していけば

溶けやすくなりますが

放置した状態ではなかなか溶けません

これは屋根の上でも全く同じとなります

屋根の雪は自然に溶ける分には

全く問題はありません

問題のきっかけとなる多くは

屋根の劣化にあります

その多くは屋根材同士のつなぎ目から

侵入してきます

わずか数ミリの世界ですが

特につなぎ目が緩んでいたり

内部の防水材が劣化していたら

ここから漏れます

このような隙間が空いてしまうと

頼るのは隙間を埋める役割と

防水の役割を果たす

コーキング材に頼ることになります

これは万能ではあるものの

そう長くは持ちません

数年は役割を果たしてくれるものの

弱点となっている部分は直りません

屋根というのはできるだけ

隙間がない方がいいのは間違いありません

ですがあえて隙間を作ることも存在します

例としてはスノーダクト屋根の

スノーダクトあえて底面に

隙間を作っています

また水が抜けやすいように

隙間を作っていることもあります

このあたりはバランスによって

成り立っていることが多く

全ての隙間を塞ぐのはNGです

必ずしも隙間は悪いわけではないのも

屋根の特徴のひとつです

隙間があれば塞ぎたくなりますが

これには見極めが必要ですから

補修や修理の際にはご注意くださいね

Tweet

Pocket