屋根の雨漏りが見つけられない
挫折を乗り越えた
今だからこそ
屋根からの雨漏りの専門家
として雨漏りを解決するだけ
ではなく不安を取り除き
「安心して暮らせる」を
提供している
札幌市手稲区の齊藤板金
代表齊藤宏之です
「やもりびと」として活動しています
庭に出たのは朝のうちだった
コーヒーを一杯飲み終えて
なんとなく窓の外を眺めていた
武田さん(仮名・68歳)が気づいたのは
庭の隅に落ちていた茶色の破片だった
拾い上げると手のひらにすっぽり
収まるほどの鉄板?
「なんだこれ」そう思い上を見上げると
屋根が空を切っているように見える
剥がれているのかな
築40年の家の住まいはここ数年
メンテナンスが必要な
気になるところが少しずつ出ている
確か去年は雨樋を直した
一昨年は玄関ドアの建て付けが悪くなった
屋根もいつかは手を入れないと
いけないと思ってはいた
ただそうなったところで
庭側だし誰かが通る場所でもない
「まあ雨漏りが起きているわけではなし
急ぎではないか」と
そのまま縁側に破片を置いておいた
しばらくして考えが変わったのは
その数日後の夜だった
娘から送られてきた
妻のスマートフォンの画面を
のぞき込んだ
1歳になる孫娘がフローリングの上で
お座りをしている写真だった
ぷにぷにした手を前について
少し得意げな顔をしている
「かわいいな」と武田さんはつぶやいた
「もう少しすれば歩けるようになるわね」と妻が言った
「この庭で遊ばせてあげたいねえ」
そのとき縁側に置いたままの破片が
ふと頭をよぎる
歩けるようになった孫が
この庭に出てくる

そのときに屋根から何かが落ちてきたら…
まだ何も知らないあの子の頭に——
考えすぎかもしれないが
すぐに考えが変わった
「……屋根ちゃんと直しておこうか」
独り言とも言える言葉を発し
自分を納得させるように静かにうなずいた
診断の結果を聞いたのは
それから数日経った午後のこと
屋根を確認してもらいタブレットに
写真を映しながら丁寧に説明してくれた
剥がれた一枚だけの問題ではなく
屋根材全体の劣化がだいぶ進んでいること
このまま放置すれば
屋根材が剥がされてしまう可能性があること
野地板と呼ばれる下地にまで
水が届くおそれがあること
業者:
「部分的な補修という選択肢も
なくはないです」
ただ今の状態では数年以内に
別の箇所でも同じことが
起きる可能性が高いです
「おすすめは葺き替えです」
「長い目で見るとこれ一択です」
費用を聞いた150万円…」」
「……思いがけない費用に「悩むよなあ」
声に出したつもりはなかったが
おそらく口からこぼれた
話を聞く限り部分補修なら費用は
今回の数分の一で済む
ただしそれは応急処置であって
屋根全体の寿命が延びるわけではない
1年後、2年後に別の場所が傷んだとき
また費用がかかるのは明らか
繰り返されるのは覚悟できていたとしても
何かと煩わしさがつきまとう
その都度出費になるだろう
葺き替えなら今の段階では
野地板への深刻なダメージはまだない
今が余計な工事を増やさずに全体を直せる
ギリギリのタイミングかもしれない
なんとなくそんな感じがする
業者:
「今回後ご連絡してくださった
きっかけは屋根の破損でしたね」
「屋根を直すというのは
修繕というより次の世代への
準備もあると私は思っています」
武田さんは少し黙って庭を見た
まだ葉の残っている木が風に揺れていて
孫が歩き始めたら
あの木の下で遊ぶだろうか
野菜も収穫できるだろうか
そんな光景が目に浮かぶ
「……修理してもらえますか」
こうしてほどなく工事は終わった
新しくなった屋根を
武田さんは道路からしばらく眺める
しかし見た目はそれほど劇的には変わらない
でも何かが違う気がした
この家がもう少し長く続くような
そんな感じがする
翌年の春に娘が孫を連れてきた
よちよちとおぼつかない足取りで
庭に踏み出したその子が
武田さんの方を見上げて笑った
空と屋根はくっきり分かれている
何も落ちてこない
こんな些細なことが
こんなに安心できるものだとは思っていなかった
【やもりびとより】
「大げさかな」と
ためらっている方もおられるかと思います
屋根の相談は雨漏りしてからでないといけない
そんなことはありません
「なんとなく気になっている」
「孫が来る前に確認したい」
——きっかけはそんな理由で十分です
Profile
屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です