ポタポタと音がする問題

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「やもりびと」として活動しています

特に何か目に見えるものがあるのではなく

ポタポタと音がする

「雨漏りはしていないんです
ただ雨の日や雪どけのときに音がするんです」

このご相談は一番判断が難しいものの
大切なタイミングとなります

それは“被害が出る直前”であることが多いからです

音は静かなサインでもあります

落雪を除けば屋根から聞こえる音は
「破損音」ではありません

水が排水管を流れる音や

温度差で部材が伸び縮みする音が

一般的ですが

これ以外の音がするときには

屋根で何かが起こっている可能性が高くなります

被害が見えないのに音だけするのは

屋根から小屋裏へ落ちている場合が多く

この段階では天井にシミも出ず
音だけが先に出るのです

これ以外にもいくつか音には種類があり

「トントン」と一定間隔の音であっても

窓の上に水滴が落ちている音であったり

換気口に当たっている音ということもあります

いずれにしても水が同じ場所に

当たり続けていることで起こります

一度気になりだすと感覚が集中するため

中には眠れなくなる方もおられます

霜が降りて溶け出した時や

雨上がりまたは雪どけなどでも起こります

可能な限りどこからの音なのかを

確認しておくことがとても大切です

ですが一定の条件下で起こるわけですから

「そのうち止まる」ことになります

これでは安心とはいえず

よくわからないけれど止まった

でも原因不明のままで
問題が解決したわけではなく

音がしていたことで屋根の弱点が

出ていた瞬間かもしれません

この音問題はそう多くはないのですが

診断できる多くの情報を必要とします

音は感覚的なものに近く

聞く人によって違うこともあることから

音の種類や出る時間帯

天候との関係や風の有無

季節などというように

これらを絞り込むことで

モヤが晴れていきます

音だけだと説明しづらいですが

録音しておくことや

音が出ているその時に確認してもらうなどの

対応でも良いでしょう

 音は“被害が出る前”の最後の合図にもなり得ます

雨漏りはある日突然起きたかのように思えますが

実際にはその前に必ず予兆があります

見える形のものもあれば

音のようのわかりにくいものもあり

被害が出ていない今だからこそ
対処できることもあります

状況によっては突き詰める必要もありますが

必ず確認しておくことをおすすめいたします

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