冬前点検で防ぐ屋根メンテナンス

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「やもりびと」として活動しています

強い雨が降ると必ずどこかで

起こっているのが雨漏り

昔は4ヶ月近く冬というイメージでしたが

温暖化の影響もあり冬が短くなっているように感じます

とはいえ北海道の冬は長く厳しいものであり

雪が積もる以上は雪積や雪どけが

屋根に与える影響は想像以上に大きく

「気づいた時には雨漏りしていた」

「雪解けの頃に天井から水が…」

というケースは珍しくありません

そこで大切になるのが冬前の屋根点検です

雪が積もるからこそ必要な点検が大切になってきます

雪国特有となるリスクは

単なる積雪の重みによるものだけではありません

簡単でありながら

一番注意しなければならないのが

スノーダクトの詰まりとなります

落ち葉や木製スノコの劣化物が

排水口の入り口を詰まらせ

水が流れなくなくなることで室内へ漏れます

雪庇（せっぴ）や落雪は必ずしも

できるものではありませんが

特定の屋根形状や強風にさらされることで

雪が庇のように張り出し

自宅で気をつけるばかりではなく

隣家の敷地や駐車スペースに落ちてしまう心配もあります

また雨や雪解け水が集中する水下の端部は

サビや腐食が起きやすくなることで

剥がされやすくなります

冬を安心して迎えるために

最低限チェックしておきたいポイントをまとめると

1. スノーダクトや排水口の詰まり
   　枯れ葉や砂、劣化した木製スノコが残っていないか

2.  

3. 屋根端部のサビや固定状態
   　鉄板の先端が錆びていないか、強風で剥がれる可能性はないか

4.  

5. 外壁との取り合い部
   　雨漏りが起こりやすいのは屋根と外壁の境目やコーキングの劣化も確認

6.  

7. 雪庇防止や雪止め金具
   　適切に設置されているか、金具が外れていないか

8.  

9. 天窓やバルコニーまわり
   　立ち上がりの高さやコーキングの劣化は雨漏りの原因になりやすい

10.  

このように懸念のある部分のみを

プロの目で確認するだけでも

冬を過ごす安心度合いは大きく変わります

「まだ大丈夫」とか「何も起らないから」と

確認せずにいると被害が大きくなってからの

修理に多額の費用がかかるケースが

非常にに多くなっています

特にスノーダクトにおける排水口の詰まりは

清掃さえできていれば漏れませんが

排水口が詰まれば大量の水が

天井から家の中へ落ちてきます

こうなれば室内側は天井の断熱材からの取り替えとなり

大掛かりな工事が必要になってしまいます

早めの点検にはこうした最悪の事態を防ぐための

「投資」と考えていただくと分かりやすいかと思います

雪国の暮らしに限らず屋根は「命と生活を守る盾」です

簡単な確認で防げることがあれば

やっておくことに越したことはありません

これが安心して冬を越すための大きな備えになります

我が家の屋根を見たことがないそんな方は

一度点検してみることをおすすめいたします

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