氷割りによる無自覚な穴あけにはご注意を

Tweet

Pocket

雪がどんどん溶け始め

道路の雪も少なくなってくると

氷となった地面の雪は

放っておいても簡単には溶けていかず

氷割りをする人も増えてきました

また始め出すとなかなか

やめられなくなるのも氷割りです

氷どうしの隙間を開けることで

不思議なことに溶けるスピードが

圧倒的に早くなります

最近はツルハシを使う方を

見なくなりましたが

代わりに使われるのは氷割り専用の棒です

先が尖っているものや

振動を加えることで

氷を割るものもあります

ただこの氷割りのときには

氷の下の舗装までは傷つけたとしても

気にしていない方が

大半ではないでしょうか

また地面は硬いと思っているため

仮に傷をつけたとしても

それほど影響はありません

このようにイメージで

印象づけられているものの中に

鉄板もあります

鉄板といえば硬いイメージであり

身近なところでいえば

フライパンなどを

イメージされるでしょうか

鉄製品は様々なところで使われますが

屋根にも同様に鉄板が使われています

ただ屋根の鉄板は実際に

想像しているものと比べると

思っているよりもはるかに

柔らかいものとなります

厚みにすると0.35ミリであり（木造住宅の場合）

シャープペンシルの芯と同じです

だから尖ったものを落下させると

かんたんに穴が開いてしまいます

雪の積もっていた時期に

屋根からの雪や氷柱を落としている方は

ひょっとすると穴を開けてしまっている

可能性があります

特に鉄板の下に断熱材が入っている

屋根材の場合は鉄板は凹みやすいし

穴が開きやすいですから要注意です

鉄板といえば漢字のごとく

「鉄の板」はすごく硬いイメージなので

穴が開くという認識が少ない方もいます

また傾斜の屋根では氷柱ができたからと

ガンガン叩くと自覚がないまま

穴を開けてしまっていた

なんてことが起こってしまいます

氷を割る際はできるだけ衝撃を与えるような

ゴムハンマーであったり

鋭利ではないものを使うことで

気づかないままに屋根を傷めることは

減りますからどうしても氷を割りたい

つららを落としたいという場合は

慎重に行うことが大切です

ご自身で行う場合は鋭利でないものを

使用することをおすすめします

Tweet

Pocket