どんな仕上げには意味がある

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ここ最近定番とも言える

タイパ（タイムパフォーマンス）という言葉

いかに時短できるようにするか

そのためには省略であったり

やらないということが

出てくると思います

という私自身も倍速で動画を見ますし

知らず知らずのうちに

このような流れに乗っています

当たり前のことですが

ただ単純に省略すれば

いいということではありません

よく私たちが遭遇することとして

建物を仕上げる際の「どう仕上げるか」が

うまくいっていないような場合に

雨漏りが起こっているということがあります

よく見られる工法や仕上げ方法には

それぞれに理由や意味があります

しかしコスト削減や手間を省くために

何かを省略した場合

その影響は早ければ数年後

あるいは数十年後に必ず現れます

特に仕上げに手を抜いたことで

本来の建物の耐久性が

損なわれるケースは少なくありません

これに気づいた時には

すでに遅いのですが

これからの対策として行うには

十分遅くはありません

よく見られる「省略」は

コーキングを省略または最小限に済ませると

雨水が浸入するリスクが高まります

これをきっかけとして雨漏りや

内部の腐食が進行し

気づかなければ大がかりな修理が

必要になることもあります

また屋根や外壁の下地に

防水シートを敷くことは

建物全体の耐久性を確保するために

不可欠なのですがこれを省略したり

安価な素材で代用した場合

雨水がシート内部に浸透しやすくなり

劣化が早まります

一見きれいに見える仕上げは

シンプルさを優先するあまりに

内部構造が不十分になってしまい

こうなれば耐久性は期待できません

例えばですが塗装の工程を省略したり

短縮してしまえば数年後には

剥がれや劣化が目立つようになります

また一度劣化が進行すると

補修方法として「コーキング仕上げ」が

選ばれることが多くなります

コーキングは手軽であり

一時的な効果や即効性を得られるため

応急処置としては便利です

しかしこれは根本的な解決策ではなく

劣化を止めているわけではありません

劣化を防ぐためには

可能な限り初めから適切な仕上げを

行うことが最善の方法となります

短期的なコストを優先するのではなく

建物の寿命を考慮した工法が理想です

特に見えなくなる部分の

防水シートや下地処理は

決して省いてはなりません

またこれらを適切に施工することが重要です

完璧な仕上げを行った場合でも

建物は時間とともに劣化しますから

定期的に点検を行い

早期に問題を発見して対処することで、

建物の寿命を延ばすことができます

それぞれの仕上げには意味があり

初めから適切な工法で

仕上げを行うことが大切になります

ただ直すだけでなく

耐久性をプラスさせることをおすすめいたします

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