傾斜屋根のメリット・デメリット

 

 

傾斜のある屋根では

スノーダクト屋根のような

 

 

無落雪タイプの屋根に比べると

心配事は少なくなります

 

 

どんな屋根であれ雨や雪

紫外線などの影響を

 

 

直接受けることで必ず劣化が進みます

そのため定期的なメンテナンスが

 

 

できていれば大きな

雨漏りなどのトラブルなどが

起こる確率は低くなります

 

 

特に傾斜屋根では塗装を

適切に行うことで

 

 

屋根の寿命を延ばすことができるのですが

注意すべき点があります

 

 

軒先部分が腐食していると

塗装だけでは不十分な場合があります

 

 

中には触るとボロボロと

剥がれてしまう状態になっていることも多く

 

 

こうなっている場合では

根本的な修理として「葺替え」を

行うことをおすすめします

 

 

傾斜屋根で一般的に

気になってくることの多くは

 

 

「雪がスムーズに落ちなくなってきた」

これが一番多くなります

 

 

これは紫外線や雨風によって

徐々に表面が傷み

 

 

色褪せていることで

屋根材の表面の抵抗が増えることで

雪が落ちにくくなります

 

 

 

 

 

 

 

そのため塗装によって

屋根材の表面を保護することで

 

 

抵抗が減り見た目も

美しく保つことを目的に行います

 

 

また雨の流れもスムーズになることから

雪割り小屋根や煙突など

 

 

屋根に障害物がある場合には

雨漏りのリスクも軽減される場合があり

 

 

これらの理由から定期的に

塗装を行うことは大変有効的です

 

 

一般的には10年を目処に

塗装メンテナンスが理想とされています

 

 

しかし塗装が有効なのは

あくまで屋根材の状態が良好な場合に限ります

 

 

軒先が腐食していたり

屋根材が損傷している場合は

塗装だけでは十分ではなく

 

 

これは屋根の仕上げ方によっても

変わる問題となります

 

 

雨水を優先すると雪の抵抗を

受けやすくなってしまったりと

 

 

仕上げ方には十分配慮が求められます

屋根の軒先は最も水が多く

 

 

集まる場所であり雪による

抵抗がかかる部分でもあり

 

 

これが他の屋根部分に比べて

劣化が早い理由となります

 

 

 

 

 

 

室内へと雨漏りが起こることは

ほぼありませんが

 

 

軒先の裏側に当たる軒天が

ボロボロになったり

 

 

屋根の先端である淀（ヨド）という

部分の木材が腐食することで

 

 

屋根材が剥がされやすく

なっていることもあり

 

 

台風などで屋根が剥がされる

きっかけはこれになります

 

 

また最も怖いのは周囲の安全に

影響が出る恐れがあることです

 

 

こんなことから塗装にすべきか

屋根の葺替えをすべきかの

 

 

判断をすることになりますが

軒先が傷みやすいという弱点は

 

 

把握していますから

葺き替えることでここを

 

 

改善することが可能です

必ず劣化は起こりますが

 

 

屋根のメンテナンス次第で

長持ちさせることができるのが

 

 

傾斜屋根のいいところです