屋根の葺き替えか塗装にするかで悩んだときの話

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いつもお話しさせていただいている

雪が降る札幌での大半を占める

スノーダクト屋根の

お手入れについて

現場で培った経験をもとに

お話しさせていただきます

スノーダクト屋根は当たり前すぎて

雪が積もる地域にとっては

欠かせない形状となっています

雨が降っても雪が積もっていても

そこに集まる水は

いつの間にか貯まることなく

無意識に呼吸している

私たちと同じように

当然のように流れていきます

特に古い屋根を多く見てきて

起きやすいことは

スノーダクト屋根は15年ほどで

疲労の兆候が出始めるのですが

このあたりで一度適切なケアを

しておくことで多くの屋根は

長持ちします

ただ永遠にメンテナンスだけで

問題ないかというと

そうではなく必ずどこかで

屋根を新しくした方がいい

タイミングを迎えます

特に一番悩むのは築年数が

30年を超えている場合になります

「こうなると塗装？」

「それとも葺き替え？」と

判断基準に悩むことになります

そもそも判断基準は明確ではなく

それぞれが見る部分によって変わります

実は結構悩ましい問題になります

 塗装でOKなケースとしては

表面上に出ている軽い錆び程度であれば

塗装で全く問題ありません

色あせで見た目が悪い場合も同様です

先ほどの予防メンテナンスとして

まだ大きな問題が出ていない段階で

美観を保つことでの塗装でも

屋根の寿命を延ばす秘訣となります

葺き替えが必要なケースとして

屋根の内側から出ている錆びは

鉄板の下に雨が入り込み

それが原因となって錆びます

こうなると進行を止めることができず

必ず葺き替えが必要です

知らず知らずのうちに水が

家の中に入っていることを

考えるとぞっとします

また少なからず木造の建物では

乾燥が起こったり

雪の重みによるものや

地震によっても歪みやたわみが

起きている可能性があります

これによりある古い家屋では

スノーダクトの一部が逆勾配となり

本来は排水口に流れるはずの

水が一定量溜まっている状態でした

さすがにこうなると

実際に見るまでは「まだ大丈夫」と

思われていたお客様も

私たちが説明させていただいた結果

葺き替えを決断されました

ちょうどその冬は記録的な大雪に

見舞われたわけですが

新しい屋根のおかげで

しっかりと家を守ってくれました

スノーダクトでは定期点検が大切です

可能であれば毎年秋には

排水口を必ず屋根を見てください

もしも不自然に感じることがあれば
私たちに限らず専門家に

ご相談することをおすすめいたします

また屋根は住まいだけでなく

家族を守る大切な役目だと思っています

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