「屋根からの落雪をなんとかしたい」について

Tweet

Pocket

雪が降るという環境を

恵まれていると思う方は

おそらく少ないかもしれません

どちらかといえば

雪があることで楽しむよりも

雪かきの方が大変だと

思われるの方が

圧倒的に多いことでしょう

雪かきをする時間が取られることと

力しごとになることが大変な理由です

雪の降らない地域からすれば

考えにくいことでもあります

これは暮らしにも現れています

道路では除雪前提で

幅が広く設計されていますし

ロードヒーティングがされている部分や

凍結防止のために塩化カルシウムを

道路に撒いたり

滑り止めの砂が

設置されていたりします

住まいでいえば落雪防止のための

屋根形状となっており

これにより住宅が並んでいても

お互いにとって気を遣う

必要のない状況になっています

昭和時代の建物では

雪が落ちる造りの屋根も多くあります

いくら雪が落ちてもいいスペースが

あったとしても

除雪は必要になりますから

積もった雪＋屋根から落ちる雪

となればさらに大変になります

そのため雪を落とさないスタイルの

屋根が主流でありますが

本来の自然の流れに逆らうような

形であることから

必ずメンテナンスや修理が

必要な時期がきます

また落雪があることで

余計な心配をする必要があり

落雪屋根で雪が勢いよく落ちて

「お隣さんの物置を壊してしまった」

このような経験がある方もおられます

こうなれば雪が降るたびに

ちょっと憂鬱になるでしょう

実は”雪を止めたい”

”落としたくない”という要望に対して

答えることは簡単です

雪止め金具というものがあり

穴を開けずに設置可能です

ただし古い屋根に設置すると

雪どけ特有の雨漏りが起きたり

氷柱ができてしまったりと

余計に建物を傷める結果となる

可能性があります

鉄板が新しいうちに

取り付けるならまだOKですが

それでもおすすめできる

ものではありません

大変ですが雪は落としてあげるのが

一番理想の形です

しっかりと雪対策を検討し

屋根を葺き替えるのであれば

雪を落とさないように

することは可能です

鉄板が貼られてから20年以上が

経過しているとしたら

すが漏れ（雪どけの雨漏り）が

起きる可能性が高いため

雪止め金具はおすすめできません

もしそこまではできないとなれば

屋根の雪下ろしをすることが

コスト的には一番割安となります

毎年雪を下ろす

これもひとつの対策です

Tweet

Pocket