屋根にはできる限り凹凸を造らないこと

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可能な限りセオリー通りに

仕上げることが基本です

私たちが仕事をする上で

大切にするのは

自然に逆らわないこと

そのため不自然な仕上がりや

水の流れを妨げるような

造りの場合には

改善することが基本となります

主に屋根と外壁の取り合いなどが

これに当てはまりますが

そうもいかないときが

少なからずあります

ときには下地材から

やり直すことになりますが

中には構造上そのままの

現状を維持した上で

仕上げだけを変えることしか

できないこともあります

この場合は最低限これだけは譲れない

という方法をとりますが

屋根においては水が流れていく

水下側に水が溜まるような

造りは好ましくありません

そのため水が溜まらないように

傾斜に逆らって水を流すように

細工を施します

写真のようにすると

一気に複雑な箇所が

増えてしまうので

細工にも丁寧さが求められます

複数の鉄板をつないだり

切ったり曲げたりするわけですが

これをするにあたって

最も重要なのは採寸となります

ここがしっかりと取れるかによって

仕上がりは大きく左右します

もし雑に仕上げてしまうと

最終的に頼るのは防水材である

コーキング頼りとなります

実際に採寸するときには

最終的な立体の状態を

1枚の鉄板で展開します

そんなに難しいことではありませんが

採寸次第では全く合わないものが

出来上がります

また大体こんなもんだと

仮に1ミリずつ違っていくだけでも

場所によってはかみ合わせが

できなくなってしまいます

ここは技術力でもありますが

やはり『極力凸凹は作らない』ことが

耐久性を得るために

必要なことになります

もちろんコーキングを使った上で

仕上げることも大事です

ただしいずれ劣化が起きたときに

コーキング材のみに頼るような

仕上げだけは

避けなければなりませんし

これを実現するために

丁寧さは欠かせません

同じように見える屋根でも

それぞれの条件に合わせた

材料の選定も重要です

それぞれの用途によって

向き不向きがが存在しますから

全て同じではなく

素材に合わせることも

大事な要素の一つです

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