いいつなぎ方と悪いつなぎ方

 

 

昔の人たちは知識が

なかったのかそれとも

 

 

わかっていながら

やっていたのか？

 

 

寿命がきたら

葺き替えればいい

 

 

こんな感覚だったのかも

しれませんが

 

 

築年数にして30年を経過

している建物でよくある

 

 

屋根の仕上げ

これが引き起こします

 

 

雨漏りは施工の不具合と

劣化から起きています

 

 

実際には築30年を迎えても

全く問題のない家もあれば

 

 

築15年あたりから室内に

雨漏りが起きてしまう

家もあります

 

 

 

 

これに対しての

対処方法もさまざまで

 

 

屋根に登ってみると

鉄板のつなぎ目は

 

 

コーキングだらけで

過去に漏れたのね

 

 

という具合に

すぐにわかります

 

 

特に屋根が複雑でなかったり

煙突などの障害物が

 

 

ない状況で雨漏りが

起きている場合では

 

 

雪どけ特有の「すが漏れ」が

起きている可能性があります

 

 

これは新築時に使われた

屋根材料に左右されやすい

 

 

ということもありますが

室内側から漏れる

 

 

暖かい空気や

屋根の日当たりによって

 

 

屋根面で雪が溶けたり

凍結したりを繰り返すことで

 

 

厚い氷のダムができてしまい

これが水の流れを

 

 

妨げることで溶けた水が

行き場をなくし

 

 

毛細管現象によって

鉄板の中へと

引き込まれていく雨漏りの一種です

 

 

 

 

また施工が良くない

こともあり

 

 

アパートなどの大きめな

建物では20m弱の

 

 

スノーダクト屋根がありますが

このような場合には

 

 

スノーダクトは分割して

設置する必要があります

 

 

それは伸び縮みがあり

長すぎると負荷が

かかりすぎるためです

 

 

仕様書では８m以上は

分割して設置するように

推奨されています

 

 

このためここも

半分に分割してありますが

 

 

問題は分割する部分の

つなぎ方になります

 

 

（上写真はダメな例）

 

 

 

 

 

鉄板には伸び縮みがあるため

これに対応するために

 

 

エキスパンションといって

動きを吸収するために

 

 

最適なつなぎ方をする

必要があります

 

 

これはいろんな場所で

応用されていて

 

 

よく見かけるものとしては

地下鉄など車両のつなぎめ

 

 

つなぎ目は伸び縮み

するようにできていますが

 

 

しっかりと繋がっています

 

 

 

 

 

これがスノーダクトでも

できていないと

 

伸縮や地震など

建物の動きについていけず

 

 

亀裂が入ったり

隙間が空いてしまうことで

 

 

雨漏りが発生します

たかがつなぎなのですが

 

 

非常に重要なつなぎであり

つなぎ方にも向き不向きが

 

 

ありますし隙間のある

つなぎもあります

 

 

窓から見てうちの屋根の

つなぎ目が怪しいかも

 

 

そう見えたらお気軽に

ご相談ください