これがすごい試みで
あることは良くわかります
ビルといえば
鉄筋コンクリート造が
当たり前の世界
最近、三菱地所で
造った国内初となる
高層ハイブリッド木造ホテル
これは鉄筋コンクリート造と
木造の組み合わせと
木造のみの部分との
使い分けでできています
これだけでもすごいのですが
今度チャレンジするのは
何と15階建て全て
木造造りのビル
一階部分こそ
鉄筋コンクリート造ですが
その他は純木造です
CO2が削減できることや
断熱性能と
居住性能に優れている
といいます
しかし私が1番心配なのは
全て木造という部分
耐久性について
大丈夫なんだろうか?
ということ
地震による対策が
万全なのは
間違いありませんが
メンテナンスの計画は
大丈夫なんだろうか?
木造ということは
雨漏りに注意しなければなりません
外壁材は何を使うのか?
コーキングに頼るような
ものならば必然的に
メンテナンスは重要となります
万が一雨漏りが進み
建物内部に侵入したら
真っ先に強度不足と
なりうるのが木造の弱点
窓からの雨漏りが心配です
二重、三重にも水対策を
しておく必要がありそうです
窓まわりが1番
水が入りやすく
特に窓が上下にずれていたり
する場合にはより一層
何重にも雨漏り対策が
必要です
設計にもよると思いますが
この辺りをどう考えて
15階もの木造の
建物を造るのかが
楽しみです
施工する側も仕様通りに
防水処理をしているのですが
雨漏りについて
正直なところ詳しい方が
やるわけではなく
工事のその後を見る
きっかけは少なくなります
工事が正解なのか
そうでないのかの
結果がわかりません
これは多くの雨漏り案件を
見る必要があり
事例を沢山経験することでしか
わからないこともあります
ひとつ言えるのは
複雑にすればするだけ
耐久性は下がるということ
そしてこれを補うのは
メンテナンスということです
少し早めのメンテナンスでも
未然に防ぐこれが重要です
Profile
屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です