
屋根の雨漏りが見つけられない
挫折を乗り越えた
今だからこそ
屋根からの雨漏りの専門家
として雨漏りを解決するだけ
ではなく不安を取り除き
「安心して暮らせる」を
提供している
札幌市手稲区の齊藤板金
代表齊藤宏之です
かつて画期的なものとして
多くの屋根で使われた屋根材があります
「ストッパールーフ」いうもので
名前の通り“雪を止めることに
特化した屋根材であり
屋根に45mmの突起となるつなぎ目によって
雪を落とすことなく自然に溶かすものとして
一時はかなり多くの住宅で使われました
特に雪の多い地域では
落雪事故を防ぐ目的から
傾斜屋根であっても
屋根に積もった雪を落とさないようにしたい
というニーズが高く
まさにピッタリの素材として受け入れられました
そして単に雪を止めるだけでなく
雪どけ水や雨水を屋根材の貼り方によって
誘導できるという仕組みも
大きなメリットであり
これは当時としては画期的でした
しかしその優れた設計にも
問題があることが年数の経過とともに見えてきます
とくに水下側(屋根の下の方)に
水を集中させる構造のため
施工が少しでも甘かったり劣化してくると
わずかな隙間から逆流した水により
雨漏りを起こすリスクがあるのです
急な勾配の屋根に貼っていることも多く
こんなに屋根に角度があるんだから
逆流なんてしないでしょうと思われがちです
でも水が流れるからこそ
その流れを妨げずにしておくことが大切です
さらにこの屋根材は構造上の都合から
コーキングを多用しなければならないのも弱点のひとつ
施工当初は問題なくても10年、15年と
経つうちにコーキングが劣化すれば
そこが雨水の侵入口になってしまいます
札幌のような寒冷地では屋根の上で
とけたり凍ったりの繰り返しや
雪自体の重みによる動きであったり
日当たりによってコーキング材を
痛めてしまう劣化スピードは早まります
ストッパールーフが使われている住宅では
雨だけでなく雪どけにも漏れていることが多く
「天井にシミが出てきた」
「冬になると決まった場所からポタポタ垂れる」
といった症状がある場合
屋根の末端部である水の集中箇所の不具合が
問題となっている可能性があります
補修する場合にはコーキング材の
打ち直しということになりますが
現状のままでは根本的なものまでは
修理できないことから葺き替えを
検討することも視野に入れておくことが
必要となってきます
雪が落ちないことは魅力的ですが
自然に逆らう構造である以上リスクは見逃せません
ストッパールーフが悪いというわけではありませんが
設計・施工・経年劣化を考えた上での
選定が重要となりますし
メンテナンスは必須といえます
最近は見かけることが少なくなった
ストッパールーフですが我が家の屋根は
ストッパールーフで心配という方は
お気軽にご相談ください
Profile
屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です