増築による屋根へのしわ寄せ

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そう多いことではありませんが

家族の成長や暮らしの変化に合わせて

「増築」を考えることは

ごく自然なことです

しかし増築を行う際には

さまざまな制約があります

建築面積による問題や

構造上の問題などを

クリアしなければなりません

また「屋根」や「外壁」に与える影響についても

十分な配慮が必要となります

どちらかといえば屋根は

増築によって直接触れることのない

部分と思われがちですが

実際にはその構造や機能に

しわ寄せが生じることがあります

見えない部分で進行していく問題は

将来的に必ず雨漏りが

起きやすくなり

建物にとってダメージを

与え続けることになりかねません

増築は家に新たなスペースを

生み出す一方で多くの工事が

既存の屋根や建物に

負担をかけることがあることから

十分に検討する必要がります

増築されたお宅からの雨漏りを

実際に確認してみると

古い屋根はそのまま残し

新しい屋根と接続している場合が多く

屋根をできるだけ残し

費用を抑えている場合があります

これにより増築によって

屋根の形状が複雑になってしまったり

雨水が流れにくくなったことで

雨漏りが引き起こされる

要因となっていることや

屋根と増築部分の接合部（取り合い）の

防水処理が不十分となり

雨水が侵入しやすいものとなっています

こうなると施工不良のリスクがあり

どうしても古いものを

そのまま残してつなぐ必要があることから

本来の屋根施工が不十分となり

これが耐久性の低下となります

増築するならば基本的に

屋根は全て葺き替えるべきです

最初から計画していたものでない限り

現状のものを活かすならば

必ず無理がかかります

屋根と増築部分の接合部には

これでもかというくらい

十分な防水対策が必要と考えます

増築は生活をより快適になるために

行うことですが

屋根への影響を軽視すると

著しく耐久性が落ちることになります

増築による屋根トラブルを

極力減らすためには

事前の計画が全てとも言えます

もうすでに増築されている方で

「そう言われると心配かも」と

感じた方はお気軽にご相談ください

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