きれいな屋根をつくるために

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私たちが仕事として多く扱うのは金属であり

主に薄鉄板というものを使います

鉄板と聞くと硬い重いという

イメージが先行しますが

屋根に使う材料の鉄板は

鉄としては柔らかいもので

人の手によって加工しやすく

扱いやすい素材となっています

そのため建物であったり

車などにも使われており

身近なところでたくさん使われています

ただ柔らかいとはいえ簡単に

曲がるシロモノではありません

屋根の工事の際には鉄板を

直線に曲げたり斜めに曲げたり

切ることもあれば組み立てるように

屋根という枠組みに

沿わせるかたちで出来上がります

屋根を貼っていくにあたっては

ほぼ手作業であり

曲げる道具を使うわけですが

これも技術が必要になります

そのため道具を使いこなすことが

屋根を貼る上で重要ともいえます

普段おもに使うのは鉄板を切るための

「ハサミ」と「ツカミ」そして「ハンマー」

この三つがメインとなります

中でも使いづらく慣れが必要なのが

「ツカミ」となります

「ツカミ」は鉄板を曲げる・潰すことで

屋根同士をつないだり

挟み込んだりと仕上げには

なくてはならない道具の一つです

そしてこれらの道具も全て金属であり

作っている人がいます

この道具があって扱う技術があってこそ

屋根は成り立っています

またこの道具を使いこなして

いるかどうかで屋根の仕上がりが

きれいかどうかも変わってきます

きれいなに仕上がっている屋根は

登った瞬間にわかります

正直なところ葺き替えるのが

もったいないくらいに思えるのです

ただ実際にはこんなふうに思える

屋根に出会うことはかなり少なくて

逆を言えばきれいに仕上がって

いないからこそ屋根からの

雨漏りという問題が

起きているともいえます

それだけ一番最初の（新築）段階での

屋根工事によって耐久性が

左右されることになる

といってもいいでしょう

どんなことにも同じことが言えますが

施工のていねいさが

雨漏りを防いでくれるということです

プロ目線でなければ見た目には

わかりずらいことでありますが

雰囲気からでも違う

きれいな屋根を造ることを

いつも心がけています

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