数日天気が良かったのも
束の間の出来事で
今期一番多い積雪となった
祝日となった札幌では
長靴が埋まるほど
雪深くなりました
雪に慣れている
私たちからすると積雪後は
すぐに除雪しなければ
重くなるため
雪が積もったらすぐに
多くの人が除雪するのはこれが理由です
雪が積もり溶け
その次に雪が積もるまでに
時間が空くと
表面は硬くなります
この上に新たな雪が積もるので
雪の断面は何層にもなります
屋根の除雪をするときにも
これは同じで
硬いからといって
アルミスコップや
鉄スコップでドンっと
やってしまうと
穴が空いてしまう
ことになります
ですからプラスチックの
スコップアルミスコップとの
使い分けがベストになります
以前すごく驚いたことがあり
屋根の上に除雪機を上げて
除雪機を使って
除雪がされているケースがありました
なぜわかったかというと
屋根の上に除雪機の痕跡が
残っていたからです
これを見てまさかが
確証に変わりました
想像通り屋根はボロボロであり
傷だらけとなっていて
屋根工事が必要なレベルです
さすがにこういったことは
無いにせよ
力加減には注意が必要です
また注意のしようがない
問題として急な屋根の傾斜では
雪を落とさないように
突起のあるもしくは
抵抗があるもので
雪を落とさない構造の
屋根材を使っている場合の
可能性として高いのは
雪の層のズレによる
表層雪崩のような落雪
稀に起きた事例があります
起きたのは急勾配であり
角度にすると45度の傾斜になります
この傾斜の屋根の雪を
止めるわけですから
負担がかかることと
雪の積もり方によっては
確率こそ低く実際には
かなり珍しいケースとなりますが
数件の落雪事例があります
気温が上がり雪が緩んだときに
ドサッ一と一気に落ちるので
お隣さんとの敷地の有無によっては
外壁に直撃したり
物置などを壊してしまう
こともありますから
急に雪が多く積もってしまった
場合には屋根の雪下ろしを
しておくことが理想となります
お隣とのスペースがなければ
積もった雪を落とすのも
一苦労となりますが
検討する余地はあるでしょう
落雪によって物を壊すだけなら
まだいいですが万が一
子供が遊んでいたりすると
取り返しのつかない事態にも
なりかねませんから
急な傾斜の屋根で
雪が落ちないタイプの屋根は
雪の落ち具合に配慮することが
大切なのと時々屋根を
遠めからでもいいので
確認しておくことを
おすすめいたします
Profile
屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です