重要だけれど軽視されてしまう屋根

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「やもりびと」として活動しています

「屋根には費用をかけられない」

「屋根に予算をかけるなら室内へかけたい」

残念ながらこうしたケースは多く

大きな被害がない場合は特に

一番最後まで後回しにされることになります

この要因は見た目は変わらないことにあります

もしくは見えない…

だからからこそ軽視されてしまう屋根

しかし屋根が傷むことで雨漏りが起きれば

室内はダメージを受け

しかも次はいつ漏れるのか

天井は落ちてこないか

腐ってボロボロになるのではないか

こうした不安が募りますが

容赦無く傷みは確実に室内へ影響します

屋根は毎日変わらず
自然からの脅威を防いでいます

とはいえ見た目には大きな変化はなく

• 穴が空いているわけでもない

• 今は生活に支障は出ていない

この「変わらなさ」が
屋根を軽視させる最大の理由です

屋根からの劣化は静かに進み

その多くは築30年以上経過しているものです

外から見て分かる頃には
すでに内部でかなり進行しています

•  

• 下地が湿気を含んでいる

• 金属や木部が少しずつ傷んでいる

こうした変化は
外観にはほとんど現れません

そのため何かきっかけがない限りは

そのままとなります

屋根の不具合が本当に厄介となるのは
室内に影響が出てからです

• 天井にシミが出る

• クロスが浮いたり剥がれてきた

• カビ臭さを感じる

•  

起こる場所によっても変わりますが

これだけでは済まなくなってきます

• 天井材であるボードやクロス

• 断熱材に柱や梁

• 電気配線を伝うことも多々あります

こうして見えないところで広がっていき

放置すればするほど費用は嵩むことになります

これは時間が経つほど“範囲”が広がるからで

屋根材の劣化だけだったものが

• 下地の交換

• 内装の補修

• 断熱材の入れ替え

といったように修理範囲が

雪だるま式に増えていきます

「雨漏りを止める工事」＋「家を直す工事」へと
性質が変わってしまうためです

ここで誤解してほしくないのは
早めの対応＝節約という話ではありません

本質は被害を屋根の中で止めることにあります

• 室内に影響を出さない

• 構造体を守る

• 判断の選択肢を残す

これができれば

• 部分補修

• 計画的な改修

• 無理のないタイミング調整

といった柔軟な選択が可能になります

家の中で屋根ほど“後回しにされがち”な

場所はありません

実際には屋根が最初に傷み

そして最後に気づかれる

そんな部位でもあります

一番はすぐに困らないことにあります

だからこそ気づいたときには
手遅れに近づいていることも少なくありません

屋根は剥がれたり凹んだりしない限り

見た目には変化が見られません

かといって何も起きていないわけではなく

静かにゆっくりと傷み続けている場所です

その影響が室内に現れたとき
補修では限界かもしれませんし

葺き替えという選択になるかもしれない

いくら室内がいい環境であっても

屋根に問題があり雨漏りが起こるようでは

とても安心できる住まいとはなりません

見えないからこそ気にかけるべき場所
それが屋根です

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