屋根の寿命は“見た目”では決まらない

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「やもりびと」として活動しています

屋根はできるだけ晴れているときに確認する

これにはれっきとした理由があります

濡れていることで艶が生まれ

傷んでいてもきれいに見えてしまうからです

印象はまず目から入りますので

わかりにくくなります

寿命は“見た目”とは限らず

注意すべきは静かに進む内部劣化です

屋根は建物の中で

最も過酷な環境にさらされています

強い日差しはもちろん冷え込み

冬の雪や凍結、夏には暴風や雨

これらが毎年繰り返されています

これを考えると納得はするものの

実際のところ屋根は漏れないのが普通
「屋根はきれいだからまだ大丈夫」であり

そうそう気にする存在ではないことから
「穴があくまでは持つでしょう」と

考えてしまいます

このギャップが大きいほど

気づいたときには大きな修理になります

見た目がきれいに感じるのは

屋根の表面部分である塗装になります

屋根の表面上（板金）は金属なので

見た目は長持ちします

しかし問題となるのはつなぎ方や仕上げ方

納まりなど水の流れをできるだけ妨げないため

自然な仕上がりにする必要があります

これに反していると劣化に伴い

負担が増えたところに自然の猛威が

追い討ちをかけることになります

こうなると屋根の下に水が浸水しやすく

入り込んでしまえば徐々に野地板（木材） を傷めます

現在使われている板は合板というもので

薄い木の板を貼り合わせて作られています

この木材は濡れると弱く水分を含み続けることで

パサパサとなり強度はなくなります

これにより釘が効かなくなることや

下地が沈み勾配が狂います

さらに水が流れにくくなることで

新しい雨漏りルートが発生する可能性があります

このように外観は問題なくても

内部では着々とダメージが進み

発射前のロケットのように

“雨漏りの準備”が整っている状態に

なってしまう のです

そのため見た目だけに惑わされてはいけない

ということです

地域的なものもありますが

雪が積もる環境ではこのギャップが大きく

屋根の内部劣化を早める要因が

多く存在します

凍結と融解で板金が動き隙間が広がる

長期にわたる積雪により屋根を押し下げる

こうして雪が溶けた後の

外観はきれいであっても冬季間特有の負荷は

目に見えてわかりにくいことから

目視だけでなく歩いてみることが必要です

また早期に気づく人と

手遅れになってから気づく人の違いとして

◎ 早期に診断を受ける人は

• 小さな変化に気づく

• 風の音・雨音の違和感を覚える

• 屋根の浮きやサビに気づく

•  

こうした方は大規模工事になる前に

必要最低限の修繕で済みます

✕ 放置してしまう人は

• 「見た目がきれいだから大丈夫」

• 「まだ雨漏りしてないから平気」

• 「前に補修したから安心」

こうした方の屋根は突然起こったかのように

深刻な状況になっていることがあります

劣化は静かに確実に進みます
“症状が出たときには手遅れ” というのが屋根の世界です

屋根点検をご依頼されるお客様の多くは
「もっと早く見てもらえばよかった」とおっしゃいます

それは屋根の劣化がわからないからです

だからこそスノーダクトの清掃を兼ねて

1年から数年に1度やの点検や

雨音・風音の違和感のチェック

小さな不具合でも放置しないこと

これらが家を長持ちさせる最も合理的な方法になりますので

気になることがあればお気軽にご相談ください

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