雨漏りと結露は見た目がそっくり

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「やもりびと」として活動しています

雨漏りではなく“結露”が原因だったとき

見た目は同じようですが対処法はまるで違います

もし判断が違えば治るものも治らず

家にはダメージが残ります

雨シミが天井や壁に出てくると多くの場合
「雨漏りだ！」と判断します

しかし確認してみると

結露が起きているというケースがあります

同じ水によって起きている出来事ですが
違いは“内部で起きている現象”です

ここを見誤ると
手遅れになることすらあります

結露は「室内の暖気が屋根裏の冷えた空気と

ぶつかることで起こります

新しい家で起こることはまずありませんが

築年数と条件によっては

こうした結露が発生することがあり

雨が降っていないのに

「天井が濡れている」
「ポタッと水滴が落ちてきた」

外とは結びつかないような状況で
起これば違和感につながりますので

わかりやすいですが

結露が怖い理由は雨漏りよりも気づきにくい点にあります

 雨漏りと結露の共通点としては

• 天井にシミができる

• クロスが浮く

• 木材が濡れる

• カビ臭がする

見た目はまったく同じですから
診断力がそのまま結果につながります

先ほども少し触れましたが

雨漏りと結露の決定的な違いとなるのは

● 雨漏り → “外から”水が入る

● 結露 → “家の中で”水が生まれる

原因がまったく別物となるということです

雨漏りだと思って外側だけ補修したとしても

結露が原因であれば改善することはありません

もし通気が塞がれたりすれば

湿気がさらに閉じ込められることになり
カビや腐朽菌が繁殖し悪化する可能性もあります

 結露の主な原因となるのは

１つだけではなく複合要因で起こります

• 換気不足

• 断熱材の欠損

• 気密不良

• 室内湿度の滞留

• 生活の変化（石油ストーブや洗濯物の室内干しなど）

これらが重なると
冷えた外気と接する天井裏や

壁内で結露が「毎日」発生します

雨漏り同様に濡れている状態が続くため
木材も腐食しやすくなります

結露が怖いのは

天候に関係なく濡れることや

天井裏全体にまで及ぶことがあり

カビや腐朽も同時進行することにあります

しかも結露は健康に直接影響を与える 問題でもあります

場合によっては雨漏りよりも

生活の質を下げてしまいます

これらの診断時に確認するのは
目に見えるシミではなく「発生条件」です

• どの季節に起き始めるか

• どんな天気の日に濡れたか

• どの時間帯に水が出るか

• 気温と湿度の関係

• 屋根の形状

• 断熱・気密の状態

• 換気経路

• 過去の工事履歴

これらを総合して
家の内部で何が起きているかを推論するのが必須です

雨漏りなら外部構造の改善
結露なら内部環境の調整といった具合に
必要な対策はまったく違います

正しい診断ができるかどうかで
家の未来が大きく変わる

雨漏りでも結露でも
家があなたに出している“最初のSOS”を見逃さず

最適な処置で確実に安心へ導くのが
わたしたちの仕事です

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