“工事をしない勇気”も選択肢に

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「やもりびと」として活動しています

「直した方がいいのは分かっているけど

今は時期じゃない気がする」

「予算の都合もあるし

とりあえず様子を見たい」

こういったこともあります

正しい情報と判断軸を持って“やらない”と

決めることも立派な選択肢ではないかと思います

やらないことが失敗へと繋がるのは

理由が曖昧なときです

修理を見送る判断が後悔につながるケースの多くは
「なぜ今はやらないのか」を

明確にしていないことが原因です

あのときやっておけばよかった

こうしたお話しもよく聞きます

実際の主な理由としては

「お金がないから」や「忙しいから」

「冬が終わってからにしよう」など

どれも理解できる理由ですが
この“感覚的な先送り”によって

あとあと後悔の原因になります

 もしやらないという判断をする場合には

理由が“時間ではなく目的”に基づいていると

はっきりしてきます

「今年は外壁ではなく屋根を優先する」とか

「子どもの進学後にリフォームを視野に入れる」など

このように“暮らしの計画”に紐づく理由であれば
工事を見送っても後悔は少なくなります

また平均的な劣化年数の目安を知ることで
“やらない”は先送りではなく“計画的な保留”になります

 “期限付きの様子見”にしていることも明確です

「半年後に再診断する」とか

「冬の融雪後に再確認する」といった期限を設けることで

“放置”ではなく“管理”に変わります

やらない決断を期限付きで見直すことも
やらないことを後悔に変えない方法です

もちろん“やらない”にもコストがあります

工事をしないことで「お金がかからない」わけですが

管理期間中も“見えないコスト”は増えていきます

下地材の腐朽で補修範囲が拡大する

カビ発生による健康リスクが起こりえる

雨漏りが起こるかもしれない精神的なストレス

手付かずの期間が長くなれば不安は募るのです

「今はやらない」ことが「後悔」にならないよう

リスクを“見える化”しておくことが大切です

これは“知らないまま放置しない覚悟”でもあり

現状を見続けることです

やらないことは準備期間でもあります

雨漏りにおいては突然ともいえる

負担や出費がかかることがありますが

後悔することのないよう「判断」を大切に

工事をする・しないは結果であり

本当に大切なのは安心できるかどうかです

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