雨漏りと結露の違い

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「やもりびと」として活動しています

一度でも雨漏りがあると

昨日のように夜中に雨が降ることで

お客様にとってとても不安を感じる一つです

ただ場合によっては結露ということもあり

この場合は雨漏りではなく湿気が構造に

滞留していることで起こるサインとなります

「昼間は何もないものの

夜になると天井からポタポタ音がする」

このような不思議ともいえる現象は

単なる偶然ではなく温度変化と湿気の関係によって

起こりえる現象です

外側から漏れてくるのではなく

「屋内外の温度差」が引き起こす結露となります

夜に限らず気温が下がり

屋根の金属や構造体が冷やされます

このとき屋内で発生した湿気（呼吸・調理・洗濯など）が

屋根裏までいってしまうと

冷えた金属面が結露します

その結露水がボタボタと音を立てて落ちる

こうした状況が雨漏りと同様に感じさせます

屋根裏は外気と最も近い空間であり
断熱や通気が不十分な場合には

暖気が屋内方向から流れ込み温度ムラを作ります

そしてこの温度ムラが結露を発生させる原因です

たとえば換気口を閉じたまま過ごしている

ほとんど換気しないなど

これらに加えて生活環境における湿気によって

雨漏りのような水シミができるのです

実際の現場では
加湿器や洗濯物の室内干し＋換気口を閉じることで

過剰に湿度が高くなり結露するというケースが

これからの季節に多くなってきます

さらに厄介なのは結露＋雨漏り
結露も起きているし雨漏りも起きている状態です

そう多くはないものの

このようなこともあります

結露と雨漏りを見分けるポイントとしては

こうした違いがあります

乾いているうちはいいですが

カビになりはじめると増殖しますから

早めの対策が必要です

対策の基本は「通気と断熱の再設計」であり

このようなケースに対しては

通気層の再確保（棟換気・軒裏通気の連動）

断熱材の配置見直し（湿気の通り道を作る）

冷気の侵入経路を塞ぎ、均一温度に整える

というように結露を物理的に抑えて
呼吸する構造を作ります

住まいにおいて雨漏りしないことはもちろんですが

通気と結露も大切なこととなります

水分が建物に与えるダメージが

一番のリスクとなることから

生活環境の改善と構造の改善どちらも

取り組むことをおすすめいたします

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