雪止め金具の取付けミスがもたらすこと

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今回は比較的多く見られる

よくある施工ミスのひとつとも言える

雪止め金具の間違った取り付けについて

専門家からの目線としてお話しいたします

札幌に住んでいる方で雪止め金具を

知らない方は少ないとは思いますが

雪止め金具とは屋根の上に積もった雪が

一気に滑り落ちるのを防ぐための金具となります

主に雪を落としたくない玄関先や歩道

隣家への落雪を防ぐ目的で設置されます

屋根形状によっては欠かせない存在ですが
実は取り付け方によっては

かえってトラブルの原因に

なってしまうことがあります

よくある間違いとしては

取り付けの向きが逆になっているものです

雪止め金具には取り付け方向（向き）があります

正しい向きであれば雪の荷重を

しっかりと受け止めて

屋根材への負担を分散できるのですが

もし逆向きに取り付けると

雪の力で金具が押し上げられたり

金具が変形して外れるリスクが高まります

 また設置場所を間違ってしまうことで

起こるリスクもあります

雪止めは屋根の端部に近すぎる場所や

屋根同士の継ぎ目以外には設置してはいけません

仮に誤った位置に設置すると

 雪止め金具によって屋根に

余計な穴をあけることになりそこから雨漏りが起こる

雪の重みで金具ごと屋根材がめくれる
逆に固定が弱く雪と共に滑落してしまう

といったトラブルが実際に起こっています

雪を落としたくないとなれば

真っ先に浮かぶのは雪止め金具です

基本はボルト締めですから

屋根にさえ登ることができれば

DIYでもできてしまいます

また一個ずつホームセンターでも

購入できることから簡単ともいえます

ただし簡単だからこそ正しく使うことです

雪止め金具は適切に使うことで

とても役に立つ部材ですはあるものの

使い方を間違えると屋根を壊してしまう要因にもなります

また見過ごされやすいのは

古い屋根に設置することで

今までとは違う負荷がかかります

雪どけになっても今までとは違い

雪が落ちないことから

すが漏れが起こる可能性があります

この点も注意が必要になります

雪止め金具の設置そのものは

単純であるものの屋根の形状や勾配

使用する金具の種類や取り付け位置や向きが

間違っていると屋根材の破損や雨漏り

雪落下による事故につながる恐れがありますので

ご自身で設置する際には気をつけてくださいね

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