古い屋根を残した重ね貼りをおすすめしないわけ

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屋根の工事に携わっていると

なかには「上から貼って済ませてほしい」

というご要望を受けることがあります

もちろんそのお気持ちはよくわかります

古いものの上から被せても

剥がして新しくしても見た目には

同じ状況になりますし

どちらも違いがあるようには思えなかったりします

それでも「剥がしてから貼る」という

ことを基本とするのには理由があります

それは実際に屋根を剥がしてみて

初めてわかることがたくさんあるからです

見た目では一部のサビや

劣化しか確認できなくても

めくってみるとその下の野地板（屋根の下地）にまで

水が回って腐食していたり

以前の工事の名残により

雨水の通り道ができてしまっていたりと…

予測はしているもののこればかりは

外から見ただけでは判断が難しいこともあります

またここが原因だと思っていたけど

実はその上部にも原因があったというケース

予想通りの原因もあれば

それに加えて新たに見つかる問題もあります

だからこそ新しい屋根材を

上から貼るだけでは原因を残したままにすることになり

不安要素は改善されぬまま

新しくしても近い将来において

また雨漏りが起こるリスクが高まります

こうしたことを踏まえ私たちの理想は

雨漏りに悩まされない屋根をつくることにあります

そのためには現状を正しく

把握することが必要不可欠であり

その上で弱点となる部分には補強処理や

改善を加えて仕上げる

これが安心して住み続けられる

屋根のつくり方という考え方かたです

もちろん予算や工事規模の

ご希望があることも承知しています

表面だけを整えるのではなく

屋根の根っこの部分である

本質を見直すことこそが

本当に意味のある修理や工事だと考えています

屋根は見えていなくても常に

家を守ってくれている大切な部分であり

だからこそどんな状態が隠れているのかを把握し

「一度で終わらせる雨漏り修理」をします

上から貼る選択をし後悔してしまわないよう

決定する前にお気軽にご相談ください

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