煙突にまつわる雨漏り

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築40年あたりのお住まいだと

昔ながらの造りがまだ多く

特徴とも言える煙突があり

屋根を貫通して設置されていたり

壁伝いに設置されていたりします

昔は暖房には欠かせなかったのが煙突でした

屋根の上から突き出ている煙突を見ると

最近の家では見ることは少ないことから

どこか懐かしさを感じる方も

多いのではないでしょうか

しかし時代が進むにつれて暖房の主役は

FFストーブやエアコンへと移り変わり

煙突は使われない設備として

屋根に残される存在となってきました

わりと多いのが屋根のちょうど中央あたりの

いわゆる「水下（みずしも）」と呼ばれる場所に

設置された煙突です

屋根の構造上は雨や雪どけの水が

流れてくる場所であるため

本来であればできる限り

突起物は避けたい場所です

ところが昔の建物ではここに

煙突があることが多く

老朽化とともに雨漏りのリスクが

非常に高くなる傾向があります

しかもこの煙突がもう使っていないとなれば

雨仕舞いの弱点となってしまっており

いわばトラブルの温床ともいえます

実際に現場で点検をしていても

特に煙突まわりの板金が腐食していたり

ブロックの継ぎ目部分のモルタルが崩れていたりと

傷みが目立つ場所の代表例です

そして雨水がじわじわと侵入し

いつの間にか天井や壁にシミができていると

気づくのもこの煙突まわりとなります

もし今現在の暖房として

煙突を使っていないのであれば

撤去してしまうのが一番確実な選択肢です

もちろん簡単な作業ではありませんが

使っていない煙突を維持し続けるよりも

今後の雨漏りや補修リスクを考えれば

思い切って取り除く方が建物にとっても

住む人にとっても安心できます

とはいえ煙突が欠かせない暖房が

使われている場合では撤去できないこともあります

このような場合は煙突まわりの防水処理や

板金の見直しまたは定期的な点検を行うことで

できる限りリスクを抑えることができます

特に屋根の中心にある煙突の場合は

雪どけの水も集中することから

早め早めの対処が理想となります

今はもう使っていないけれど

昔の名残として残されている煙突

もしお住まいの屋根に煙突が残されたままなら

一度点検されておくことをおすすめいたします

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