雨水が落ちてくるのを防ぎたい

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降っている雨は仕方がない

でも屋根から滝のように

雨水が落ちてくるのは避けたい

多くの方がこんな風に

思われるのではないでしょうか？

この要望を叶えるのが

まさに雨樋の役割となります

屋根に降った雨水を一か所に集め

軒樋（のきどい）から竪樋（たてどい）を通して

地面へと導いてくれる

いわば雨水の通勤路のようなもの

地味な存在ではありますが

雨水がもたらす水ハネや音など

暮らしを守るうえでも重要なパーツです

ただしこれは雪のない地域での話

私たちが暮らす札幌のような雪国では

話はそう簡単ではありません
というのも屋根に積もった雪は凍りますし

氷でないにしても重たくなって

一気に落ちてくることがあります

このとき雨樋はどうなるかというと
雪の直撃を受けて壊れてしまうのです

実際に雪がとけた頃に

雨樋が外れて垂れ下がっていたり

軒樋だけじゃなし竪樋も割れていて

水が漏れているのも多く見かけます

それでも使われる雨樋は雪に強いものであり

金属製の樋や樹脂製のものもあります

ですがどんなに強化された素材でも

自然の力の前には限界があります

特に軒先に雪が留まりやすかったり

落ちやすい屋根や雪止めがない屋根では

雨樋はダメージを受けやすい

位置に取り付けられていることから

消耗品として割り切らなければ

ならないこともあります

そのため北海道や雪の多い地域では

あえて雨樋を設置しないという

選択をすることも珍しくありません

それでも雨だれが気になったり

玄関前に水たまりができるのを防ぎたい

といった悩みがある場合は

屋根の形状や雪の落ち方を考慮した

雨水処理計画が必要です

大切なのはとりあえず雨樋を付けておけばいい

という発想ではなく

その家に合った水の流れ方

雪の落ち方を理解することも大切となります

こうした地域性や季節要因を踏まえながら

機能としてどうあるべきかを考えています

雨は避けられなくても

どこに落ちてくるかは選べることもあります

またこれが暮らしをすこし

快適にしてくれることもあります

雨といや雨水についてのお悩みも

お気軽にご相談ください

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