雨漏りかと思いきや結露だった

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天井や壁に水滴やシミを見つけたとき

まず思うことは「これは雨漏りかも」

これが自然な反応ですよね

でも実はその正体が「結露」だったという

ケースも少なくありません

雨漏りと結露は見た目が

似ていることから

判断が難しいことがあります

確認のためには室内を見て

屋根を見るという順番になりますが

今回屋根の上に登ってみたところ

「あれ？除雪してある？」

というほど屋根の半分側には

雪が積もっておらず

確認してみると

誰も除雪はしていないとのこと

雨漏りと思われる

屋根面は北側であり

日が当たらないことから

これだけ雪がとけているのは

不自然すぎるわけです

もしもこれだけ雪がとけるとしたら

古い建物で断熱材が入ってない場合に

起こる状態であることから

この建物の築年数から見ても

これは考えにくい症状となります

そうなると次に疑わしいのは

換気の問題です

漏れている近辺にはお風呂があり

お風呂場の換気扇の確認をしたところ

ファンは回っているものの

外部からは排気が出てこないし

近くにはそれらしきものがありません

お風呂の天井を開けてみると

やはり換気のために

つながっているはずの

パイプが外れていたことと

かなり遠くに換気口がありました

これによりお風呂の暖かい空気と

屋根の上の冷めたい部分がぶつかることで

結露が起こっていました

お話しを聞くと夏は全く

雨漏りの症状がなく

冬になると必ず起こるということでした

このように発生のタイミングを

記録することや

水の量を確認しておくことも

大切となります

結露は少量の水滴がポタポタと

落ちる程度が一般的ですが

雨漏りの場合は漏れてくる

水の量が比較的多い傾向にあります

結露の対策としては

通気性の改善や断熱性能の向上が欠かせません

 今回は雨漏りではなく結露でしたが

寒暖差が大きいことで起こる

雨漏りも多くあります

結露と雨漏りは見た目が似ていますが

判断が誤っていると

せっかくの対策が無駄になってしまいます

いずれにして早めの対応に

越したことはありませんから

「これが雨漏りなのか結露なのか分からない」

という場合はお気軽にご相談ください

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