雪どけが雨漏りを引き起こす理由　【増築編】

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当初予定していた造りより

家族の成長や生活の変化に伴って

増築やキッチンなど水まわりを

含めた設備のリフォームを

検討される方も多いと思います

特に増築は間取りに

新たな価値を生み出しますが

建物が追加されることで

必ずどこかが古い部分と

接合されることになり

外壁や屋根にも影響していきます

特に注意してもらいたのは

「屋根のつなぎ方」になります

ここを軽視してしまうと

将来的に雨漏りという

大きな問題を引き起こす

可能性を秘めています

増築部分の屋根を既存の屋根とを

「単純につなぐだけ」で済ませてしまうと

私たちの暮らす地域では

雪がもたらす雪どけ水の影響で

雨漏りが発生しやすくなります

増築時の屋根施工で

見落とされがちなポイントと

そのリスクについてお話しします

まず屋根を「簡単につなぐだけ」の危険性として

増築時に新旧の屋根をつなぐ場合

屋根と屋根の接合部は

防水処理が最も重要な箇所です

しかし施工が簡易的だと

わずかな隙間や防水材の劣化によって

雨水が浸入するリスクが高まります

他にも増築部分と既存部分の

屋根勾配がうまく取れてていない場合

雪と水が溜まることによって

ここから水が浸入する可能性があります

雨だけではなく「雪どけ水」が

厄介になります

雨水は屋根の勾配に沿って

流れていくため

防水処理がしっかりしていれば

雨漏りにつながりにくいものです

しかし雪どけ水の場合には

雪がなくなるまで水が常に供給されます

また水が凍結することで

膨張することから

接合部分の隙間を広げることになり

これを繰り返すことで

防水処理は壊されていき

雨漏りが起こることになります

増築時における屋根の施工では

水が集まる部分や多く流れる部分に

つなぎ目が来ないようにすることです

負担のかかる部分に

接合部を作ってしまえば

いくら防水処理をしていても

他よりも劣化が早いのは確かです

雨より雪どけを想定した設計を

考えておくことが必要であり

 安易な考えで既存と新規をつなぐのは

「時限爆弾をセットした」ようなものです

新築ではないため増築における

施工は非常に配慮が求められます

そのため予算ありきではなく

それぞれに条件に合った提案が大切です

増築によって起こる雨漏りの多くは

きっかけとなる設計や施工が必ずあります

雨漏りにお困りの場合は

お気軽にご相談ください

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