見えない場所で進行する腐食

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私たちの扱う屋根工事や外壁工事の

ほとんどが雨漏りからのものであり

屋根修理や葺き替え工事の現場で

私たちがよく直面する問題があります

それは屋根材を剥がした後に

発見される下地の腐食です

表面からでもわかるものもあれば

分からないこともある劣化が

屋根材の下で静かに

進行していることがあります

特に厄介なのは

腐食が広範囲に及んでいるケースです

当初の予定では屋根材の

葺き替え＋数枚の下地の取り替え程度と

考えていたものが大がかりな

補修が必要になることもあります

このような状況となれば

工期の延長や費用の面での追加など

変更を余儀なくされますが

避けて通ることはできません

なぜなら腐食した下地材の上に

新しい屋根材を施工することは

極めて危険だからです

下地が不安定な状態では

屋根材を正しく固定することができず

強風により剥がされてしまう恐れや

下地が凹みやすいことで

水が溜まりやすく

雨漏りに対しても耐久性が短くなる

可能性も多々あります

傾斜屋根でなければ見ることは

少ないにしても見栄えの面においても

凸凹した下地の上では

スマートな仕上がりは期待できません

主に下地の腐食が進行する原因は

長年の雨水の侵入となります

小さな漏水であっても

年月をかけて下地材を蝕んでいきます

特に通気が悪い環境では

一度侵入した水分は抜けにくく

腐食が加速度的に

進んでいくこともあります

このような事態を防ぐためには

定期的な点検が欠かせません

目視だけでの屋根材の状態だけでなく

歩いてみることで下地の状況も

おおよそとなりますが

可能な限り確認することが可能です

早く発見できれば部分的な

補修で済むケースは多いのです

私たちは予定外の下地補修が

必要になった場合でも

そのまま進めることはありません

屋根の長寿命化と雨漏りさせないためには

悪いものはしっかりと

直すことが必要不可欠だからです

確かに工期は延びますし

費用も増加しますが

それは暮らしを守るための

必要な投資だと考えています

雨漏りが続いていた屋根を

直すことをお考えの方は

下地の状態も含めた

総合的な診断をおすすめします

表面だけを見た安易な判断の元

工事が進められると

のちのち予期せぬトラブルの

原因となりかねますからお気をつけください

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