屋根の葺き替えは屋根材を剥がすことをおすすめします

 

 

先日お見積もりさせていただいた

お客様のところで

聞かれたのですが

 

 

「今は古い屋根を剥がさずに

上から被せるのが主流と

聞いたのですがそうなのですか？」

 

 

それぞれ考え方があると思いますので

どれが正解ということは

ないと思いますが

 

 

大型の倉庫などでは

屋根を剥がしてしまうと

 

 

常に中では稼働していることから

一時的とはいえ

 

 

屋根がなくなることでの

雨漏りのリスクや埃やごみなどの

 

 

落下や人の落下も含めて

安全対策をしっかりすることが

 

 

できないことから

上から被せる方法が取られることが

多くなります

 

 

このようにそれぞれの

場所によって変えていることもあります

 

 

私たちの考え方でいくと

木造建ての戸建てでは

 

 

屋根は剥がした上で

新しい鉄板を貼ることが

一番ベストとなります

 

 

それぞれのおすすめがある

というのはこういった理由からです

 

 

 

 

 

 

特に雨漏りが起きた屋根においては

被せる（重ねる）方法はおすすめしません

 

 

元々の状態の良くない屋根の上に

新しいものを貼ったとしても

いい結果は生まれません

 

 

「剥がしても重ねて貼っても

新しく貼るのだから同じでは？」

 

 

と思われますが違います

もし重ねる選択をした場合

 

 

新しい屋根は元の屋根の仕上がりに

左右されてしまいます

 

 

水が溜まりやすいとか

流れにくいとかです

 

 

また屋根の下はどうなっているのか

 

 

ここを確認せずに工事をするのは

おすすめできません

 

 

こんなことから古い屋根材を

剥がしているわけですが

 

 

剥がした屋根の8割方は

多かれ少なかれ漏れや腐食があります

 

 

 

 

 

新しくなることで

これ以上は傷みが進行しないとはいえ

 

 

ボロボロになっている可能性もある

部分を見なかったことにすれば

 

 

唯一のタイミングである

この機会はもう訪れませんし

何よりモヤモヤ感や不安が残ります

 

 

また古い鉄板を剥がすことから

ゴミ処分費がかかるということが

 

 

よく言われがちですが

鉄板はリサイクルし

 

 

再利用されますので

環境負荷には貢献します

 

 

それでも上から重ねて貼る場合は

屋根の凹凸部分に

 

 

断熱ボードを敷き詰め

平らにしてから屋根材を貼ることになります

 

 

 

重ね貼りの様子

 

 

傾斜のある屋根ではこれも

選択肢としてはいいのかもしれませんが

 

 

すでに重ねて屋根が貼られて

いたとしたら3回目の被せとなります

 

 

何も問題なければいいですが

万が一雨漏りが起きるようなことがあれば

 

 

剥がさなければ直りませんし

剥がす回数は増えることになります

 

 

その分費用負担も増えます

だったら最初から剥がして弱かった部分を

 

 

補強や改善してあげることで

耐久性は増します

 

 

基本は剥がしてから貼る

これをおすすめしています