雨漏りさせないための材料選び

 

 

 

雨漏りがするのは

決まって冬の雪解けのため

 

 

いくら雨が降ろうと

全く問題ありませんが

 

 

雪が降る前にと思いつつも

「どうしたものか」

 

 

悩んだまま冬を迎えますが

こうなると雪によって

 

 

雨漏りが発生するのは

わかっているので

 

 

屋根に登って

雪を落とすそうです

 

 

回数にしておおよそ3回は

雪下ろしをするわけですから

なかなかの重労働となります

 

 

 

 

 

そこで「屋根の表面の滑りがよければ

雪は落ちていくはずなので

塗装をしたらどうでしょうか？」

 

 

こういったご相談を

受けることもあります

 

 

確かに表面上の雪が積もることなく

落ちていけば問題はありません

 

 

その通りなのですが

今現状のままでは

 

 

この改善方法をとっても

雪解けによるすが漏りは直りません

 

 

写真①では見ていても全く問題が

あるようには見えませんが

 

 

この屋根には大きなミスがあります

少しでも想像がつきますでしょうか？

 

 

写真①

 

 

答えはというと

今現在貼ってある材料が

不適切になります

 

 

この使われている屋根材のタイプは

横葺（ヨコフキ）と言いますが

 

 

屋根の傾斜が

ゆるい場合には使えません

 

 

なぜかというと

冬の状況に適していないからです

 

 

そのためこのような場合は

漏れて当然の屋根となります

 

 

中にはこれを理解していて

屋根の下には防水性の高い

 

 

シートが使われていたり

何か対策が施されていれば

 

 

漏れることはありませんが

これがないままであれば

 

 

雪どけには漏れる

可能性は高まります

 

 

写真①の横葺は下から順番に

かみ合わせながら

 

 

貼る材料となっているため

止水性能は他の材料に比べ低く

 

 

雪なら落ちる雨なら

流れていくような傾斜の屋根に

適しています

 

 

 

 

 

用途を間違ってしまったことで

起きる雪どけ特有の雨漏りとなります

 

 

また心配なのは雪を降ろすときです

高齢となっているご主人が

 

 

屋根の雪を落とすには

危険となりつつあります

 

 

これが1番心配なところであり

危ないところです

 

 

毎年雪下ろし中に

雪に埋まったというニュースになるのは

 

 

高齢者の方々が

圧倒的に多くなります

 

 

これを解決するために必要なこととして

今回の雨漏りの解決策は

 

 

”屋根を葺き替えること”

これが最適解となります

 

 

 

 

 

雪どけにしか漏れない

雨漏りの影響とはいえ

 

 

室内にカビが生えたり

カビの臭いを感じることもあり

 

 

身体にとって良いものではありません

適切な選択によって

 

 

身の危険や健康被害からも

守ることにつながります

 

 

たった最初の材料を選ぶ基準が

違っただけで影響が出てしまう屋根は

 

 

いろんな意味での大きなものを

守る役割を果たしています