重ね貼りをおすすめしないわけ

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人それぞれ気に掛ける

ところは違っていますが

家を見ていても手入れが

されているところと

そうでないところでは

やはり見た目も雰囲気も

違ってきます

またこちらから見るのと同様に

私たちも見られています

事前にお客様の了承を得て

不在の最中でも屋根に登り

確認したり採寸したり

することも多々あります

何か視線を感じるなと思うと

たまにお隣さんが出てきて

怪しい奴がいる的に

確認されていることもあります…

これまた古い家に多いのですが

古い外壁の上に外壁を

重ね貼りしている場合に

よく見かけますが

外壁自体が膨らんでしまっている

状態になっていることがあります

これは外壁の下の通気が取れておらず

高温になることが原因ですが

単純に外側だけが

新しくなっているだけ

このような貼り方が

されていることで

起きやすい弊害があります

工事されている時期が

古いこともありますが

窓から漏れることが多くなり

剥がしてみると腐食が

かなり進んでいます

通常ここまでは

考えられていないことと

メンテナンスをする時期と

考えるから仕方ないと捉えるか

このような場合では壁を

貼ってから30年ほど経過している

ことも多いことと

表面上は金属のため

傷み具合としては軽傷に見えますが

こうなると理想としては

塗装ではなく貼り替えが

ベストとなります

屋根と同様に限界を迎えている

もしくはすでに限界かの

判断に迷うところでもあり

また外壁の防水はコーキングに

頼っていることから

窓や開口部があれば

その分劣化が早まります

このような状況下で屋根も

葺き替えるとしたら

水が排出される部分を

残した上で行う必要があり

ということは外壁の上から

仕上げることはNGとなります

これには外壁材の種類に

よっても変わりますが

今まで漏れることのなかった

ところから漏れてしまう

可能性を秘めており

下手すると以前よりも

悪化するという事態になります

このような理由から

私たちは基本的に

上から重ねる

屋根の貼り方はしません

これは経験からと事例から

決めていることでもあり

基本は私たちが

進めやすいものではなく

お客様が望むものでもなく

役に立つものをおすすめします

住む方にとって損となるような

ことはしたくありません

色々考え方はありますが

こんな想いから仕事をしています

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