
屋根の雨漏りが見つけられない
挫折を乗り越えた
今だからこそ
屋根からの雨漏りの専門家
として雨漏りを解決するだけ
ではなく不安を取り除き
「安心して暮らせる」を
提供している
札幌市手稲区の齊藤板金
代表齊藤宏之です
「やもりびと」として活動しています
なんだか「カビのような臭いが漂う」
匂いに敏感な方であればこのように感じることも多く
単なる湿気だけでなく
屋根内部や壁内部の構造が湿っているサインかもしれません
これは濡れることで起こる症状ですが
事例からすると雨漏りにより
湿気がこもるケースと単純に結露が起きている場合
この両方が考えられます
このとき多くの方が誤解しているのが、
「臭い=雨漏り」ではないという点です
実際に天井にシミが出ていなくても
屋根裏の湿度が常に高くなっている家があります
その原因は“通気と断熱”のバランスが
崩れていることにあります
屋根裏の湿気は外に逃げられず
雨の日に気圧差で押し戻され
木材や断熱材が“しっとりと
湿ったまま”になります
これは水分が出ていかないことが問題なのです
実際のところ何が臭っているのかというと
臭いの正体は濡れた木と断熱材で
その臭いの源となっているのは
濡れた木材の臭い(リグニン臭)となるもので
木が湿ると内部成分のリグニンや
タンニンが空気中に揮発します
これが「土っぽい」「古い木のような」匂いの正体です
もう一つは湿った断熱材の臭いで
グラスウールやセルロースファイバーなどが湿ると
カビが繁殖しやすくなり
甘酸っぱいような臭気を放ちます
特に断熱材が“結露水を吸っている”場合には
見た目は乾いていても内部がずっと湿っていることがあります
この状態が長く続くと木材は黒ずみ
金物は錆びて最終的に構造体全体の耐久性を落とします
おそらく雨の日に臭う理由は“気圧と温度差”です
晴れの日には臭いを感じないのに雨の日だけ臭う
この現象には気圧と温度差が関係しており
雨の日は外気圧が下がり
屋根裏の空気が外へ出にくくなります
さらに室内と外気の温度差で湿気が上昇し
屋根裏の「こもった空気」と混ざって押し出される
これにより室内へ臭いと湿気が降りてくるというわけです
つまり臭いは“湿気の逆流現象”でもあります
このまま 放置するとどうなるかですが
屋根裏の湿気を放置すると
木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)の繁殖
そして断熱材の機能低下があり
小屋裏のカビの発生
そして電気配線への影響(漏電・錆び)など
構造・衛生・安全の全てに影響します
特に冬になると冷気で湿気が結露に変わり
「雨の日だけ臭う」→「冬にシミが出る」
という流れに発展します
多くは換気不足によるものと
暮らしの中で湿気を大量に生み出しているかが多く
寒くなることで換気口を塞いでしまうことが
より結露を加速させてしまいます
必要なのは換気の確保を行い
“臭わない屋根裏”=乾く構造にすることです
「臭うだけだから大丈夫」と思う方は少ないものの
SOSを出している最初のサインです
何か臭うときには通気を見直す
絶好のタイミングといえます
冬を迎える前でなくとも
屋根裏の呼吸をチェックしてみることをおすすめいたします
Profile
屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です