バルコニー設置後に注意してほしいこと

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マンションでは必ず見かけるバルコニー

避難の経路にもなることから

使う使わないは別としても

備え付けてあるわけですから

使い道としてはたくさんありそうです

木造の戸建てであれば設計に組み込むか

後付けの既製品を取り付けることになります

日当たりの良い方向に設置することも多く

ちょっとした洗濯物を干したり

気軽に外に出られたりと

バルコニーは必ずほしい

こういった方もおられます

でもこの便利さの裏側では

実は見過ごせない犠牲もあるんです

よく見かけるのは屋根の上に設置された

後付けのバルコニー

室内側からできるだけ段差なく

出入りしやすいような高さに合わせて

設置されているのですが

これが原因となり雨漏りへと

つながるケースが本当に多くあります

というのはバルコニーの位置や

高さが絶妙に外壁の弱くなる部分に

雨が跳ね返って当たることや

特に壁に雨が当たりやすくなることで

雨に直接さらされる

窓まわりのコーキングが傷みやすくなってきます

このコーキングが劣化することで

そこからじわじわと雨水が侵入し

やがて室内に漏れてくる…というパターンです

窓をできるだけ屋根に近い位置へ設置してあると

屋根材の立ち上がりが不足していたり

防水処理がしっかりとできていなかったりします

ここへ集中的に雨が流れると

雨漏りへとつながるわけです

風が強い雨や大雨に限って漏れてくる

というような雨漏りのご相談の中には

このバルコニーの設置が

一因になっていることが少なくありません

便利さの代わりに雨の通り道を

変えてしまうことから起こる出来事ですが

これはある意味バルコニーを設置することで

起きやすい構造的な弱点でもあります

もちろんすべてのバルコニーが

悪いわけではありません

基本的には定期的なコーキングのチェックや

劣化のサインを見逃さないことが

雨漏りを防ぐことにつながります

そして雨が当たりやすい設計になっていないかどうか

こうした視点を持つことで

ご自身でもチェックすることができるかと思います

メンテナンスフリーと呼ばれる

製品が多くある中でも

長く安心して暮らすためには

メンテナンスは欠かせませんし大切なことになります

便利と安心を両立させるためにできることは

少しの気づき適切なメンテナンスです

そうした視点から住まいを見ていくこと

これも私たちの役割のひとつだと思っていますので

お気軽にご相談ください

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