今年は雪庇（せっぴ）ができやすい年です

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職業柄よく屋根を見るのですが

今年の雪の積もり方を見ていると

「雪庇（せっぴ）」が非常に

できやすい状況になっています

雪のあまり降らない地域では

雪庇と言われてもわかりませんが

雪と共に暮らす私たちの地域では

ごく当たり前に使われます

雪庇とは屋根から外に

張り出すように積もった雪のことで

漢字のごとく雪の庇（ひさし）

のようなものです

主にこれは風の影響を受けながら

徐々に成長していき

ある程度の大きさになると

雪の自重によって突然落ちることがあります

特に今年のように壁側に巻くような形で

屋根から雪が落ちる状況では

より一層の注意が必要となります

徐々に雪が落ちることなく

雪庇が張り出した状態で崩れ

大きな塊として一気に

落下することから非常に危険です

主に雪庇は雪の降り方や

風の流れによってできやすくなります

風が一定方向に吹く日が続くと

屋根の端に雪が押し固められ雪庇が成長し

屋根の勾配が緩やかであることで

雪が自然に落ちにくく雪庇となります

特に雪庇が問題になるのは

単に「屋根に雪が溜まるから」ではなく

「落下したときの危険性が非常に高い」

という点にあります

突然の落雪で人や

車を直撃する危険があり

命に関わる事故につながる可能性もあります

特に玄関の上や駐車スペースの近くに

雪庇ができている場合は要注意です

また雪庇が落ちることで

建物の破損を引き起こすこともあり得ます

雪庇は自然にできるものですが

適切な対策をすることで

リスクを減らすことができます

屋根に積もった雪が張り出してきたら

定期的に落としてあげることが有効です

下から落とすのもそして屋根からの作業も

作業は危険を伴うため

専門業者に依頼するのが安全です

また雪庇を防ぐための装置もあります

風の力を利用して飛ばすことや

先端を尖らすことで雪は切れやすく

雪庇を防ぐことができます

これには工事が必要となりますが

既存の屋根の上からも設置できますし

屋根の葺き替えのタイミングで

設置するのもよいでしょう

その年によって雪庇の出来具合は

変わりますが早めの対策をしておくことで

余計な心配を防ぐこともできますので

今まで出来たことがないのに

「うちの屋根に雪庇ができているけどどうしたらいい？」

など落雪についての心配事がありましたら

お気軽にご相談ください

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