屋根の雨漏りが見つけられない
挫折を乗り越えた
今だからこそ
屋根からの雨漏りの専門家
として雨漏りを解決するだけ
ではなく不安を取り除き
「安心して暮らせる」を
提供している
札幌市手稲区の齊藤板金
代表齊藤宏之です
書店に行くと目にはしていたものの
あまり気に留めていなかった
「変な家」というタイトルの本
これに映画があることを知って
確認してみるプライムビデオで
みれることを知り
早速レンタルして観てみました
どうも間取りに不自然なところがある
この理由についての
謎を追っていくのですが
これを見て少し変わった視点から
雨漏りについてお話しします
雨漏り診断に携わっていると
「まるで映画のミステリーのよう」と
感じることが多々あります
映画「変な家」をご覧になった方なら
建物の不自然さや違和感が
徐々に明らかになっていく
展開はご存知かもしれません
雨漏りにも同じように
「不自然な現象」や
「常識では説明できない違和感」が
隠されていることがよくあります
雨漏りの「違和感」としてあった
事例の中でお客様の第一声は
「雨の日に2階の和室の天井から
水が垂れてくるのですが
屋根は新しいものに葺き替えたばかりなんです」
というものでした
この一言ですでに私は
映画で感じるような「何かがおかしい」
という違和感を覚えました
通常であれば新しい屋根材に
葺き替えた直後で雨漏りが
発生することは考えにくいことです
調査を進めていくと
その違和感の正体が徐々に
明らかになっていきましたが
雨水が見える箇所は必ずしも
原因箇所とは限らないこと
そして建物全体の構造や
過去の修理履歴が関係していることが
ここでは判明したのです
雨漏りの難しさは症状が現れる場所と
雨水が浸入した場所が
必ずしも一致しない場合があることです
こんな事例もあります
新しい屋根材の下に残された
「古い野地板」が原因でした
雨水は野地板の上を伝い
全く予想外の経路で侵入していました
最終的には天井に達して
雨漏りの症状として現れたのです
何か奇妙で説明のつかない
現象に見えることもありますが
丁寧に建物全体を調査していくと
その裏には必ず合理的な理由が存在します
雨漏りの調査では一見「不自然」と
思える現象に遭遇することもあります
例えば「冬になると必ず雨漏りがする」と
これまた不自然な相談を受けました
通常の雨漏りでは
雪が溶けるときに起きやすいですが
この条件のときだけというのは不可解です
突き詰めるとこの主な原因は
「結露」によるものでした
屋根裏や外壁内部に溜まった湿気が
気温低下によって結露し
水滴となって漏れ出していたのです
この現象は雨漏りではなく
建物の物理現象によるものでしたが
外から見ると雨漏りと区別がつかないものです
もう一つ印象深い事例としては
玄関から雨漏りがしているという
依頼を受け調査した結果
原因は漏れている部分とは離れており
屋上の全く別の箇所に
原因があることが分かりました
水は屋上から防水層の隙間から侵入し
建物の構造材を伝い
外壁の中を通って玄関部分で
漏れ出していたのです
水が影響を受けるのは重力だけでなく
建物の微妙な傾きや材質の違いによって
思いがけない経路をたどることがあります
こうなると表面的な症状だけに
目を向けても原因を特定することは難しいのです
雨漏りの調査はミステリーを
解くような作業の場合があります
見える症状や表面的な違和感を手がかりに
一つ一つ原因を突き止めていくわけです
「不自然」に見える雨漏りも
漏れている事実がある以上は
必ず合理的な理由が見つかります
そしてその理由に基づいて
適切な修理を行えば直りますし
再発を防ぐことができるのです
雨漏りが起きた場合に
早く解決したいがために
表面的な修理だけで済ませてしまうと
後にさらに大きな問題を
引き起こす可能性が高まります
水は建物内部に広がりやすく
目に見えないところで
構造材を傷めることになるからです
例えば蟻が家の中に
多く出るようになったなど
違和感を覚えた時点で
早めに専門家に相談することで
被害を最小限に抑えることができます
今回は映画「変な家」を例に
建物には不自然な現象が潜むことがあることを
お話させていただきました
雨漏りには必ず原因があり
適切な診断によって解明することが可能です
雨漏りの原因は時として
想像以上に複雑であり
一見関係のない場所が
影響している場合もあります
雨漏りの症状がおかしいような気がする
不思議な現象が起きているように
感じた場合にはお気軽にご相談ください
Profile
屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です