屋根の雨漏りが見つけられない
挫折を乗り越えた
今だからこそ
屋根からの雨漏りの専門家
として雨漏りを解決するだけ
ではなく不安を取り除き
「安心して暮らせる」を
提供している
札幌市手稲区の齊藤板金
代表齊藤宏之です
「やもりびと」として活動しています
雨漏りを防ぐ判断力を身につける7日 Day5
雨漏り再発の原因ベスト3と
最初に取るべき行動についてです
「直したのにまた漏れる」を避けたい
「前に修理したのに、また同じところから漏れた」
こうしたことは多く存在します
この“再発”は雨漏りの本質を物語っており
雨漏りにおいては「水を侵入を止める」
だけでは解決しないからです
今回は再発の原因トップ3と
とるべき正しい行動を解説したいと思います
雨漏りの修理と聞いて
多くの方がイメージするのが“コーキング”です
ホームセンターでも購入できることから
塗装のように気軽なイメージもあります
上手くいけばその場では止まりますが
問題は時間が経った後で
コーキングは紫外線や寒暖差で劣化しやすく
数年剥離してしまうことが多々起こります
その結果として水の逃げ道を塞いでしまい
水を導くという流れとなり
以前よりも深刻な雨漏りになることがあります
つまり「水の侵入を止める」だけではダメで
“水が流れる仕組み”を再設計しない限りは再発を防げません

雨漏りの原因は一箇所とは限りません
屋根から外壁から窓から内部結露というように
複数の要素が重なって発生するケースがほとんどです
そのため「ここが怪しいです」はOKですが
「とりあえず塞ぎましょう」というのは
注意が必要かもしれません
あくまでも応急処置という理解のもとで
修理を行うのであれば大丈夫ですが
本当の原因が残ったままでは
根本は直せないことから再発案件の約7割が
「前回の修理で本当の原因に触れていなかった」
というケースとなります
再発を防ぐためには**「どこから入って」
「どこへ抜けているか」**を
構造的に追うことが絶対に必要です
雨漏りのように見えて
実は内部結露が原因ということも珍しくありません
夜間に冷えた屋根裏で結露が起こり
水滴が天井裏を伝って落ちる
こうなれば「また漏れた!」と見える現象となり
この場合においてはいくら防水を強化しても止まりません
必要なのは通気と断熱の見直しとなり
ここには「屋根裏の温度ムラ」と
「通気層の欠落」が潜んでいます

雨漏りが再発したとき確認してほしいのは
次の3つとなります
1️⃣ どんな天気・時間帯で漏れたか(雨?夜?風向き?)
2️⃣ 漏れている場所の広がり方(一点か、面か)
3️⃣ 過去の修理箇所との関係(同じ場所?別箇所?)
これを記録しておくだけで
後から調査する際に原因を特定しやすくなります
再発した場合は“構造を見直す機会”と考えることが大切です
表面上だけではなく内部構造そのものを点検しましょう
“再発させない設計”が肝心です
明日は【Day6】
「屋根点検を“習慣化”する—年1回10分のセルフチェック術」
についてお話しいたします
Profile
屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です