
屋根の雨漏りが見つけられない
挫折を乗り越えた
今だからこそ
屋根からの雨漏りの専門家
として雨漏りを解決するだけ
ではなく不安を取り除き
「安心して暮らせる」を
提供している
札幌市手稲区の齊藤板金
代表齊藤宏之です
「やもりびと」として活動しています
向かいのお宅の屋根はきれいなのに
うちの屋根だけ錆びが早い気がする
またいつも雪が残るとか
一部の屋根だけ塗装の持ちが悪いというように
風や水が屋根に当たる方向によって
同じようであっても違いがあります
また「風上」と「風下」でも
屋根の受ける力が変わり
風が屋根に当たると
屋根面には大きく2つの力が働きます
風上側は圧力(押す力)がかかり
風下側は負圧(吸い上げる力)がかかります
この「吸い上げる力」は想像以上に強力で
風下側の屋根は上方向へ
引っ張られるような力を受けているのです
この吸い上げによって
板金のジョイントがわずかに開いたり
釘やビスが浮くといったことで劣化が早まります
この吸い上げにより微細なすき間が
雨水を呼び込むことも多く
風下側では風が通り抜ける際に
屋根表面に負圧(真空に近い状態)が生まれます
この負圧は雨粒や雪解け水を
板金の重ね目へ吸い込む働きをしてしまい
雨水が上から入っているのではなく
“風が水を引き込む”
という状態になります
これが強風時にだけ雨漏りしたり
雨が横から入る現象の正体です
風下側に起きやすい劣化現象は
風が通り抜けるときの摩擦で塗膜の劣化が早くなる
板金の重ね目の釘やビスが緩み浮きやすいなど
見た目では風上の方が傷みそうなイメージですが
実際にダメージが蓄積するのは風下側です
風下側の屋根を長持ちさせるには
水をスムーズに流す設計が必要です
板金のつなぎ目を極力少なくしたり
吸い込み防止の水返しを設けるなどで
負圧を分散させたり
棟笠木やケラバは釘に頼らず固定することでも
防ぐことができます
風下側が傷むのは手抜き工事ではなく自然の摂理です
水を切ることでその力を軽減させることは可能です
風を極力敵にせずに
味方に変える屋根設計を目指しています
まとめると
風下側は「負圧」により吸い上げられる力が働く
板金の浮き・塗膜劣化が起きやすい
対策は「逃がす構造」と「切り離す設計」です
可能な限り自然に逆らわない形状にすること
些細なことですがこうしたことが大切です
Profile
屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です