
屋根の雨漏りが見つけられない
挫折を乗り越えた
今だからこそ
屋根からの雨漏りの専門家
として雨漏りを解決するだけ
ではなく不安を取り除き
「安心して暮らせる」を
提供している
札幌市手稲区の齊藤板金
代表齊藤宏之です
「やもりびと」として活動しています
はっきりいってコーキングほど
便利なものはありません
接着材として防水材として
隙間を埋めるものとして様々な場所で使われています
住まいにおいても同じで
種類こそ違っていても多く使われており
簡易的に対処ができることから
「ここをコーキングで埋めておけば大丈夫です」
このような修理も存在します
こう言われて安心したものの
数年後にまた同じ箇所から雨漏りが起こる…
よくあることのひとつでもあります
実際の屋根や外壁のトラブルの中には
コーキングで塞いだことが原因となっているケースもあり
コーキング(シーリング)は万能ではありません
むしろ使い方を誤ると家の寿命を確実に縮めます
まずコーキングは「劣化する前提の素材」
であるということです
コーキングはゴムのような柔軟性があり
隙間を埋めて水を止める“応急処置”には向いています
しかし常に外にあるため紫外線や温度差など
においての屋根環境では
3〜5年で硬化・ひび割れ・剥離が起こりやすくなります
屋根材は鉄板のため夏には
日射による温度60℃に達します
冬になればマイナス10℃付近となることから
表面上に出ているコーキングは劣化が早くなります
10年ほどの耐久性を想定しているコーキングも
状況によっては想定よりも短い耐久性となることがあります
基本的な考え方として屋根は
雨を止めるのはもちろんですが
雨を逃がすことを前提に作られています
そのため谷部や軒先というように
どの部分においても「水の道」が設計されています
ところがその流れを止めるように
コーキングを充填してしまうことで
本来流れるはずの水が内部に滞留します
コーキング頼みの施工は
この“逃がす仕組み”を壊してしまうのです
屋根や外壁は日射や積雪で膨張・収縮を繰り返しており
金属屋根では数ミリ〜1cmほど動くこともあります
しかしコーキングにも追従できる範囲がありますので
動きが繰り返されれば亀裂・剥離・隙間の発生は避けられません
特に板金と板金のジョイントや
異素材(板金×木、板金×サイディング)を
コーキングで接続している箇所は危険となります
こうした部分は見えない雨漏りに発展しやすい場所となります
やはり理想は構造的に水を止める・逃がす設計にあります
二重立ち上がりや水返し形状を設けたり
ドレン周囲にも逃げ道を残すなど
コーキングに頼らなくても自然に水が処理されます
雨漏り修理において“コーキングを打ち直すだけ”というのは
それは短期的な延命処置でしかありません
本当に再発を防ぎたいのであれば
コーキングに頼らない施工にする必要があります
ただしコーキングは敵ではありませんし
大いに頼る部分もありますが
頼りすぎるのは屋根は寿命を縮めることもある
それが現場の真実です
隙間があるから埋めるのは注意が必要ですので
確認してから行うことをおすすめいたします
Profile
屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です