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全てを落とす屋根があります
なぜか住宅の屋根の傾斜は
いまだに『度』ではなく
寸(すん)で言うことが多いのです
今でこそほとんど
使う事のない寸ですが
大工さんたちの中では
ごくごく日常的に使われています
その時出てくるのが
時々、寸や尺(しゃく)
間(けん)など
通常は聴き慣れない
言葉が出てきます
私自身は言われても
頭の中で変換できますが
たまに聞く私たちにとって
慣れない頃は
都度大工さんに聞いて
いたのを思い出します
寸は30mm
尺は300mm
間は1820mm
(端数は四捨五入してます)
となるわけですが
これは日本独自の表記で
アメリカのインチ表記や
マイル表記
みたいなものです。
1マイル何キロだっけ?
となるのと同じ感覚です
屋根の傾斜では○寸勾配と
いった呼び方が多く
図面上では2.5/10など
と表記されています
この場合には
10寸進んだところで
2.5寸上に上がる
これで2.5寸勾配となります
正確には端数が出る為
若干違いは出るものの
大工さんが寸で
使っているため
このようになります
これは道路の傾斜も一緒です
下の写真は4寸勾配の屋根で
張替えるのですが
通常このくらいなら
普通に屋根の上を歩くことは
ごくごく当たり前で
なんなら走ることもできます
一見きれいに見えますが
実は天窓から雨漏りがしている
ために屋根の葺き替えと
なっているわけですが
時々屋根に登れない
くらいにツルツルの
塗装がされている
場合があります
こうなると全く登れませんし
足をかけることもできません
これは雪を落とすために
されている塗装で
ほとんど鉛筆の芯のような感じで
見た目もガンメタのような鉛筆の芯色です
これに対して私たちは
どんなに滑らない靴でも
登れません
雪も落とすけれど
人も確実に落とす
そんな凶器とも言える
屋根がたまに存在するのです
とはいえ剥がさなければ
新しい鉄板にできませんし
雨漏りが直せません
足場となる木材を
打ちつけながらか
または足場を設置した状態で
剥がしていくこととなります
この材料の場合は採寸すら
ままなりません
いつもならすぐに
屋根に登れますが
こういった場合では
高所作業車で採寸したり
見積もりは図面から行い
足場が設置されてから
採寸となります
この塗装の屋根の時だけは
費用も時間も多くかかります
今はほとんどありませんが
「とどまるものを拒む屋根」
が存在します
塗装してある屋根の中には
こんな屋根もありますが
しっかりと直せますので
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屋根の雨漏りが見つけられない挫折を乗り越えた今だからこそ、屋根からの雨漏りの専門家として雨漏りを解決するだけではなく不安を取り除き「安心して暮らせる」を提供している
札幌市手稲区の「齊藤板金」代表の齊藤宏之です